履歴書の空白期間は"汚点"なのか。広まる『ブリッジ・ジョブ』という考え方、ある女性インフルエンサーの投稿が話題に。米

AI要約

アメリカで失業者が増える中、女性が新しい働き方「ブリッジ・ジョブ」を提案し、注目を集めている。

ブリッジ・ジョブは一時的な仕事で、前職より低い給料や同じ職務レベルでも構わないと述べられている。

ブリッジ・ジョブのメリットや履歴書への記載方法について紹介し、その働き方が決して失敗ではないことを強調している。

履歴書の空白期間は

超売り手市場といわれている日本の転職事情とは反対に、失業者があふれるアメリカ。そんな厳しい就活事情に、ある女性が「新しい仕事の考え方」を広め、ネットで注目を集めています。

リストラや雇い止めにより、失業者があふれるアメリカの労働市場。NBCは、2024年3月の失業率は3.8%を記録したと報じました。Forbes紙の報道によれば、2023年の1年間で、30万人以上の米国人が解雇されたといいます。

そんな中、TikTokで“新しい働き方”を発信した女性が話題を呼んでいます。

投稿したのは、キャリアや就職活動について動画を投稿するハナさん。前職と希望する仕事をつなぐための一時的な仕事、「ブリッジ・ジョブ(=bridge job)」という考え方を紹介しています。

「ブリッジ・ジョブは、前職の給料より低くてもいい。あるいは、職務レベルが同じ、降格してもいいんです」

「ブリッジ・ジョブには利点があります。転職中に少しでも収入を得ることができると安心ですし、日々の支払いのために早く就職しなければと焦る気持ちを抑えることもできます」

「職種によっては、次のキャリアステップを探す間、自分のスキルを高め続けることだってできます」

「多くの人は、ブリッジ・ジョブが履歴書上でどう見えるか、どういった印象を持たれるか、そこばかりを気にしています」

「これには、いろんな対処法があります。まず、書きたくない経歴は、履歴書に書かなければいい」

「あと、労働市場もブランク(無職の期間)があったとしても、理解を示してくれると思います。だって今は、大量のリストラや雇い止めが起きてますから。空白期間があるのは、別に最悪なことじゃない」

「あとは、ブリッジ・ジョブで得た新しいスキルや経験を、理想の就職先の仕事に合わせて、履歴書に記載してもいいと思います。価値のある応募者として、アピールすることができるでしょう」

「この動画でいちばん知ってほしいのは、ブリッジ・ジョブの働き方は、決して失敗じゃないということ」

「もしあなたが現実的なキャリアを描いていたとしても、そこを目指すための目標はたくさんあります」

「ブリッジ・ジョブをやってみる。それは、あなたの目標を達成するための、正当な戦略になる可能性があるからです」