古墳で出土の盾形銅鏡を商標登録 奈良市、精緻な文様を公表

AI要約

奈良市が日本最大の円墳・富雄丸山古墳から出土した「ダ龍文盾形銅鏡」の文様を商標登録したことが明らかになった。

ダ龍文盾形銅鏡は類例のない形を持ち、金工品の最高傑作と評価されている。

商標登録により、文様が公表され初めて盾形銅鏡の精緻なデザインが明らかになる。

古墳で出土の盾形銅鏡を商標登録 奈良市、精緻な文様を公表

 日本最大の円墳・富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半、直径約109メートル)で出土した「ダ龍文盾形銅鏡」の文様を奈良市が商標登録したことが2日分かった。登録は3月14日。市埋蔵文化財調査センターによると、特定業者に先に登録され、独占的に使用されないための措置で、「オリジナリティーのある文様で貴重な財産。奈良市のシンボルとして広く使ってもらえれば」と話している。

 盾形銅鏡は類例のない形で「金工品の最高傑作」などと評価されている。商標登録されたことで、文様が公表された。盾形銅鏡の精緻なデザインが判明するのは初めて。