「死んだはずの患者」診療報酬を不正請求した歯科医師 保険医登録を取り消し 那覇市
保険医登録が取り消された歯科医師が架空のカルテを作成し診療報酬を不正に請求していたことが明らかになりました。
歯科医院で実際には行っていない患者の診療をして偽造カルテで約194万円の診療報酬を不正に請求していたと報道されています。
死亡した患者の診療報酬請求など不正行為が監査で発覚し、医師は5年間の保険医登録停止処分を受けました。
不正に診療報酬を請求するため架空のカルテを作成するなどしたとして九州厚生局は那覇市の歯科医師の保険医登録を取り消しました。
九州厚生局沖縄事務所によりますと診療報酬を不正受給するため架空のカルテを作成するなどしていたのは那覇市の「麻布デンタルクリニック」で院長を務める仲 筋耕作歯科医師(46)で、保険医の登録を取り消されました。
「麻布デンタルクリニック」を運営する医療法人は2021年までうるま市でも歯科医院を開いていて、2017年から2021年にかけ2つの歯科医院で、実際には行っていない患者の診療をしたと偽り、約194万円の診療報酬を不正に請求していたということです。
既に死亡した患者の診療報酬請求があったという情報提供を受け監査で不正が発覚しました。
仲筋院長は事実関係を認めていて、今後5年間保険医として登録できず保険診療ができなくなるということです。