「大曲の花火」がモントリオール国際花火大会で銅賞 30年ぶりの日本勢入賞

AI要約

秋田県大仙市の「大曲の花火」実行委員会がカナダ・モントリオール国際花火大会で銅賞を受賞する。

日本勢としては12年ぶりの入賞で、30年ぶり3度目の快挙となった。

日本の花火の質の高さと演出面での教訓、そして来る全国花火競技大会での披露計画などが報じられた。

「大曲の花火」がモントリオール国際花火大会で銅賞 30年ぶりの日本勢入賞

12年ぶりの日本勢として秋田県大仙市の「大曲の花火」実行委員会が参加したカナダ・モントリオール国際花火大会で日本時間2日午前、競技部門の結果発表と表彰式が行われ、日本は銅賞に輝いた。日本勢は1994年の第10回で日本橋丸玉屋(東京都)が銅賞となって以来30年ぶり3度目の入賞となった。

花火と音楽をシンクロさせる草分け的な大会で、競技部門は6カ国が参加して現地時間で先月4日の日本を皮切りに今月1日まで行われた。金賞はフランス、銀賞にカナダで、日本はエコ特別賞も同時受賞した。

実行委から表彰式に出席した響屋大曲煙火の斉藤健太郎社長は国際電話で「日本の花火は1発1発の質のの高さが評価された半面、海外で受ける演出という面で教訓になった」と報告。

表彰式映像を見ながら記者会見した同実行委の小松忠信副委員長は「打ち上げ機材を現地調達したことで調整がうまくいかない面があったが、尺玉など日本の技を発揮できた。エコ特別賞は煙の少なさが評価されたのだと思う」と分析。

老松博行市長は「打ち上げに合わせて私も現地で大仙市をPRしたが、銅賞受賞で大曲の花火を一層アピールできる」と語った。

実行委は8月31日の第96回全国花火競技大会(大曲の花火)の大会(主催者)提供花火で、モントリオールの集約版を披露する。