平和へ鎮魂の大輪 富山で北日本新聞納涼花火

AI要約

第76回北日本新聞納涼花火富山会場が神通川で開催され、大勢の観客が夜空を彩る花火を楽しんだ。

幅広い種類の花火が打ち上げられ、2カ所からの同時打ち上げや30連発のスターマインなど迫力ある演出が行われた。

北日本新聞納涼花火は平和への願いを込めて始まり、今年は会場の配置が変更されながらも盛大に開催された。

平和へ鎮魂の大輪 富山で北日本新聞納涼花火

 第76回北日本新聞納涼花火富山会場は1日、富山市の神通川有沢橋下流で行われた。迫力あるスターマインや尺玉など、きらびやかな大輪が夜空を彩り、大勢の観客が富山の夏の風物詩を楽しんだ。北日本新聞創刊140周年記念。 

 10号尺玉で幕開け。音楽に乗せて幅200メートルにわたって繰り広げるスターマインや、2カ所から同時に打ち上げる「空中ナイアガラ」など、華やかな光が次々と夜空に輝いた。大玉30連発のスターマインがフィナーレを飾り、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

 例年は神通川の中州北側を打ち上げエリアとしていたが、今年は中州全体に拡大。これに伴い、神通川右岸に設ける有料観覧席を約300メートル南側に移動した。

 北日本新聞納涼花火は富山大空襲から2年後の1947年、犠牲者の鎮魂や街の復興、平和への願いを込めて始まった。