うなぎさんに聞く!“スーパーやコンビニのうなぎ”をおいしく食べる方法

AI要約

土用の丑の日には、うなぎを食べる習慣があります。うなぎの楽しみ方や購入方法、お酒との相性など、さまざまな情報を紹介しています。

うなぎ重の違いやお取り寄せ、スーパー、コンビニでのおいしい食べ方など具体的なポイントも解説されています。

さらに、うなぎのおいしい食べ方や歴史、名店の紹介など、幅広い情報が記載されています。

うなぎさんに聞く!“スーパーやコンビニのうなぎ”をおいしく食べる方法

8月5日(月)は、土用の丑の日! 土用の丑の日とは、夏の土用の期間にある丑の日のことを指すが、暑さ対策の滋養強壮の一環として、「うなぎを食す」習慣があることで知られている。

「テレ東プラス」は、食べたうなぎは4,000食! 「うなぎさん」の愛称で親しまれる高城久著「読めばもっとおいしくなる うなぎ大全」 (講談社)より抜粋し、うなぎの楽しみ方をナビゲートする。

【うな重の松・竹・梅の違いとは?】

「うなぎ屋でメニューを見て、松 ・竹 ・梅 とか特上 ・上 ・並とか“どれを頼もうか”と迷ったことはありませんか。悩んだ時は、ぜひ“どれだけうなぎを食べたいか”で決めてください。何故ならほとんどのうなぎ屋では、“うな重の値段の違いは蒲焼の量の違い”だからです。どのくらいの量かわからない時は、お店の方に聞けば、丁寧に教えてくれるはずです。

中には量の違いだけでなく、質の違ううなぎを使っている店もあります。そういう場合 はお値段も通常のうな重より高めですから、メニューを見れば一目瞭然です。天然うなぎや、特別のこだわりをもって育てたブランドうなぎを扱っている店もあります」(高城氏 以下同)。

【お取り寄せ、スーパー、コンビニのうなぎをおいしく食べる方法】

「スーパーで買ったうなぎは、ちょっとしたひと手間で各段においしくなります」。

①たれを洗い流す(乾燥を防ぐため粘度の高いたれがかかっているため)

②アルミ箔を一度くしゃっと丸めてから広げ(焦げ予防)、皮を下にして蒲焼を置く

③オーブントースターで、たれを2~3回にわけて塗りながら焼く

「有名店監修の商品もあり、おいしさもアップ! 手軽に気負わずに食べられるのが、スーパーやコンビニのうなぎの一番の魅力です」。

【うなぎに合うお酒】

「うなぎがご飯に合うのは、うな重を見ても明らか。ならば米から作る日本酒が合わないはずがありません。江戸時代は燗酒やどぶろくが定番でしたが、理屈から言うと次の2つの選択肢 があります。 ①サラっとした辛口(うなぎの脂とたれをすっきりさせるタイプ) ②どっしりとした濃いめ(うなぎに負けないタイプ)。また、『石鎚酒造(愛媛県西条市 )』の『石鎚純米酒土用酒』のように、うなぎとの相性を考えて造られた酒もあります。

日本酒だけではなく、焼酎も外せません。米焼酎は、日本酒では削ってしまう米の外側も残っているのでたんぱく質や脂質も残っており、米の甘みと香りはうなぎとの相乗効果をもたらします。米のうま味を残しながらもすっきりした口当たりなので、蒲焼以外のうなぎ料理におすすめです。麦焼酎は、麦の香りと香ばしく焼かれた蒲焼きとの相性が抜群。キレもあるため、うなぎの脂を程よく洗い流してくれる効果もあります。

養殖うなぎの生産量日本一の鹿児島県は、芋焼酎の本場で100を超える蔵元があります。“うなぎ”と銘打った焼酎がいくつもあるので、白焼、蒲焼、 肝焼と相性を研究すれば、何通りものベストマッチが見つかるはずです。

また、フランスのワインの名産地ボルドー地方、ロワール地方にはそれぞれ川があり、うなぎの郷土料理がワインとともに親しまれてきました。そもそもワインとうなぎは相性が良いので、最近はワインセラーを備えるうなぎ屋も増えました」。

この他、高城氏が進める「うなぎの名店」はもちろん、「うなぎのおいしい食べ方」や「うなぎ ざっくり四百年史」など、情報が満載!

盛夏。土用の丑の日には、日本人なら誰しも、頭の片隅をよぎる「うなぎ」。今年はもっとおいしくうなぎを食べてみませんか? うなぎ史400年で、令和の今が一番面白い!

チェーン展開の名店から、希少な天然うなぎが食べられる老舗まで。噂のブランドうなぎも、手にとるようにわかる‼ 楽しく読んで真のうなぎ通に‼

・うな重の松・竹・梅はここが違う

・重箱のサイズはどこもいっしょ?

・1年で一番うなぎがおいしいのはいつ?

・酒の肴におすすめの部位はどこ?

・通はここでうなぎ屋を選ぶ!

など、読めばさらにおいしくなるうなぎの知識が満載!

序章 うなぎ百花繚乱

第一章 これであなたもうなぎ通

第二章 うなぎ ざっくり四百年史

第三章 うなぎのおいしい食べ方

第四章 うなぎの名店 愛される理由

第五章 うなぎ 産地解剖

第六章 2つのキーワードで読むうなぎ

【高城久 プロフィール】

うなぎ愛好家。己書家。1962年東京都生まれ。千葉県柏市で、「柏長生館高城整復院」を営む傍ら、うなぎ好きが高じて2004年よりうなぎ屋さん応援サイト「うなぎ大好きドットコム」を開設。20年継続中。夏のうなぎシーズンには、テレビやラジオの出演、雑誌等の原稿依頼を多数こなす。TBS系列『マツコの知らない世界』に異例の2回出演。名古屋のうなぎ専門店「炭焼きの店 うな豊」で見た「うなぎ昇り」の己書に魅せられ、師範を取得。うなぎと己書で笑顔を広めるため活動中。