「すいか」にはアンチエイジング成分が入ってる⁉ 「老化を防ぐ」注目の成分とそのヒミツとは?【シトルリン】
更年期に血管の老化が進む理由やシトルリンの効果について解説。
シトルリンは血管の老化を防ぐ効果があり、美容効果や健康効果が期待される。
血管の老化予防が重要であり、血管が老化を防ぐNOについても解説。
40~50代になって、「からだの内側から老化が進んでいたらどうしよう……」と心配になっていませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。
この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
今回は、血管の老化を防ぐ「シトルリン」について、あんしん漢方の円山 真由佳さん、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤 典子さんに教えてもらいました。
シトルリンとは、アミノ酸の一種で、血管の老化を防ぐ効果が期待されています。
以下に、シトルリンの美容・健康効果をご紹介します。
◆ 1 ◆ シトルリンの美容効果
シトルリンには、血液の巡りをよくする働きがあります。
血液の巡りがよくなると、「冷えによって乱れた肌のターンオーバーが整う」「酸素や栄養素の運搬がスムーズになり、健康な肌細胞が育つ」「むくみが解消されて痩せやすくなる」などの美容効果が期待できます。
また、シトルリンは、抗酸化作用で肌のコラーゲンを紫外線から保護したり天然保湿因子(NMF)の材料になって肌を潤わせたりする成分です。健康的で美しい見た目を目指したい女性に、ぴったりといえます。
◆ 2 ◆ シトルリンの健康効果
シトルリンは、強くしなやかな血管を維持する働きを持っているため、動脈硬化の予防に役立つといわれています。
また、アンモニアを無害化して尿として排出するのをサポートし、疲労の軽減・回復にもアプローチします。
ほかにも、血液の巡りがよくなることで、集中力や記憶力のアップ、運動パフォーマンスの向上など、健康面でのアンチエイジング効果も期待できるでしょう。
実は、更年期は血管が老化しやすい時期です。
更年期に血管が老化しやすくなる理由や、血管の老化予防に関わるNO(一酸化窒素)ついて解説します。
◆ 1 ◆ 更年期は血管老化が進む
更年期に血管老化が進むのは、女性ホルモンが減少して、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪が増えやすくなるためです。
悪玉コレステロールや中性脂肪の増加は、血管を狭くして高血圧を引き起こし、血管老化を進めます。
「人は血管とともに老いる」といわれるように、美容や健康でのアンチエイジングには、血管の老化予防が重要になります。