日本人の3割は巻き爪!?あなたが“巻き爪予備軍”かわかる4つのポイントと変形の原因…放置NGの理由を聞いた

AI要約

巻き爪についての注意点と予防方法について紹介しています。

巻き爪の予備軍の特徴や気をつけるべきポイントについて述べています。

巻き爪の主な原因として、爪の形状や靴の選び方、足の力のバランスなどが挙げられています。

日本人の3割は巻き爪!?あなたが“巻き爪予備軍”かわかる4つのポイントと変形の原因…放置NGの理由を聞いた

本格的な夏が始まり、外出する際も素足でサンダルなどを履くことが増えた。普段は足の爪をあまり気にしていなかったかもしれないが、この機会に巻き爪になっていないかを意識してみてはいかがだろうか。

皮膚科学に特化する製薬会社・マルホ株式会社の担当者によると、実は爪が軽度に巻いている状態の人は、日本人の約30%に認められるとの報告もあるというのだ。

「巻き爪」に明確な定義はないものの、爪が湾曲していて軽度の痛みや違和感がある状態であれば、“巻き爪予備軍”と考えた方が良いとのこと。なるべく早くに発見し、適切な対策をすることが重要になるのだ。

この“巻き爪予備軍”に気づくためのポイントは以下の4つ。

1. 爪の形状の変化

・爪の端が少し内側に曲がってきている。

・爪の端が皮膚に接触し始めている感覚がある。

2. 軽度の痛み

・歩行時や爪に圧力がかかったときに軽い痛みを感じる。

・痛みが一時的であることが多いが、継続する場合は要注意。

3. 爪が切りにくくなってきた

・爪を切る際に深爪になりやすい。

・爪の端を丸く切りすぎると、皮膚に食い込む可能性が高まる。

4. 足に合わない靴を履き続けている

・つま先が狭い靴や高いヒールを頻繁に履くことで、爪が圧迫されやすくなる。

これらを意識してみると、意外と当てはまる人は多いかもしれない。では、心当たりがある場合、どんなことに気をつければ良いのだろうか?

そもそもとして、巻き爪はどんな要因でなってしまうのか?マルホの担当者に聞いた。

――巻き爪の主な原因は何?

主な原因は、爪に加わる力のバランスが崩れることです。

爪が横から強く圧迫されたり、逆に爪が下から受ける力が弱くなったりすると、爪は丸まった変形を起こしていくと考えられています。以下は、原因となる具体的な例です。

1. 不適切な爪切りの習慣

特に、深爪は巻き爪の主な原因の一つです。爪を短く切りすぎると、爪の両端が皮膚に埋もれやすくなり、歩くたびに爪の両端が皮膚に押されることで巻き爪が進行します。

2. 足に合わない靴の着用

サイズの合わない靴や爪先に余裕のない靴を履くことで、爪や指先が常に圧迫された状態が続き、爪が変形する原因となります。特に女性は、ヒールの高い靴や先のとがった靴を履くことが多く、これが巻き爪の一因となります。

3. 足の指に力がかからない状態

お年寄り、療養中など足に体重が加わる機会が少ない人や、足の指を地面につけないまま歩くタイプ(いわゆる「浮き指」)の人の足には、巻き爪が多いことが知られています。

本来、歩くときに足指が地面からの力を受けることによって、爪はなだらかなアーチ形に保たれています。この力が不足してしまうと爪は丸まった変形を起こしてしまうと考えられています。また、足に変形がある人にも巻き爪が多くみられます。