勇壮な炎の舞い 京丹後・網野神社で神事「マンドリ」

AI要約

網野神社で行われた火の神様を祭る神事では、燃え盛る麦わらの束を振り回し、地域の防火・防災を祈願した。

神事には神楽舞や網野太鼓の奉納も行われ、参加者たちがマンドリを振り回し、豪快な光の輪が出現した。

パリ五輪レスリング選手の兄も参加し、「火の神様は力強さを表す」とエールを送った。

勇壮な炎の舞い 京丹後・網野神社で神事「マンドリ」

網野神社(京都府京丹後市網野町)の境内社で、火の神様「火産霊神(ほむすびのかみ)」を祭神とする愛宕神社で「マンドリ」と呼ばれる燃え盛る麦わらの束を振り回し、地域の防火・防災を祈願する神事が行われた。

神事に先立ち、網野神楽保存会による神楽舞や網野太鼓の奉納が行われた。参拝者らが見守る中、マンドリ保存会や氏子、地元の中高生ら12人がマンドリを振り回すと、夕闇に豪快な光の輪が浮かび上がった。

同市出身でパリ五輪レスリング男子フリースタイル74キロ級代表の高谷大地選手(29)の兄、朋和さん(38)もマンドリの回し役を務めた。「弟(大地選手)のために何かできないかと考えていたとき、タイミングよく誘ってもらった。火の神様は力強さを表すので縁起がいいし、最高の応援になった。きっと力を発揮してくれると思う」とエールを送った。