【猛暑の中】お墓掃除・猫探し…様々な代行サービスに依頼殺到!暑さと戦いながら働くプロのサービス裏側に密着 

AI要約

東京都心での猛暑が続く中、代行サービスへの依頼が増加している。墓掃除や買い物代行、ペット捜索など様々なサービスが受けられる。

暑さに弱い60代女性が墓掃除の代行を依頼。代行業者が暑中の中、草むしりを行った結果、料金は1万6500円。

別の依頼者は、買い物と料理の代行を依頼。30℃の暑さの中、3時間の作業で9000円支払い、料理の味に感激。

【猛暑の中】お墓掃除・猫探し…様々な代行サービスに依頼殺到!暑さと戦いながら働くプロのサービス裏側に密着 

2024年7月24日、東京都心では最高気温が36℃を超え連日危険な暑さが続く中、今、様々な業種における「代行サービス」に依頼が殺到しているといいます。

酷暑に耐えられず、代わりにやってもらった意外なサービスとは。

代行業者が車から取り出したのは桶や花。向かった先にあったのは…「お墓」です。

60代の女性が依頼したのは「墓掃除」。

女性の兄が眠っているという墓には、地面が見えないほど草が生い茂り、一部が墓石に覆い被さっていました。

依頼者に代行サービスを利用した理由を聞くと…?

墓掃除の代行を依頼した女性:

駅から歩いて行くわけだからやっぱ暑いかな、と。坂を登ったりして行くわけなので…。

この暑さの中ですから自分で行くのもそうですし、娘たちに頼むのも申し訳ないのかなって思いがありまして…。

墓掃除の依頼はお盆に向けて増えるといい、暑い日には1日に10件以上の依頼があるといいます。

めざまし8が取材したさくらサービス金山さんは、24日は、午前10時に作業を始めましたが、日光をさえぎるものがないお墓では、気温がぐんぐん上昇していきます。

番組スタッフ:

現在の気温38.4℃とかなり高くなっています。

さくらサービス金山隆志代表:

去年もけっこう暑かったと思うんですけど今年は去年以上に暑くて 外仕事してる人たちはもう大変だなという気がします。

30分後には暑さに耐えかね、いったん休憩。

過酷な墓掃除の後は、花や線香などをお供えし、代行サービス完了。

作業前には草が生い茂っていた墓でしたが、草むしりの甲斐あって砂利が敷き詰められたキレイな墓に戻りました。

1時間ほどの作業で料金は1万6500円。

代行作業の結果は写真で依頼者に報告します。

墓掃除の代行を依頼した女性:

きれいになってました。草がボーボーで最初はね。ありがたいです。

最高気温が36℃を記録記録した都内で、めざまし8が密着したのが家事代行サービス「ベアーズ」の向井さん。依頼者は4人家族の女性で、買い物と料理の代行サービスだといいます。

ペアーズ 向井円香さん:

本日のサービスなんですけどお料理サービスの買い物込みでよろしいでしょうか?

依頼者:

はい、よろしくお願いします。

――代行サービスを依頼された理由は?

依頼者:

暑くて暑くて買い物 行ってごはん作ってだと3時間くらいかかっちゃいますよね。

――夏場だとキッチンに立つのもおっくうになる?

依頼者:

なるべく立ちたくはないですよね。

依頼者は4人家族。夫や息子が帰宅する前に夕飯を準備します。まずは冷蔵庫の中身をチェックして献立の打ち合わせをします。

ペアーズ 向井円香さん:

長芋がたくさんありますね。 

依頼者:

長芋がたくさんあるので…ぜひ使ってもらいたいです。

冷蔵庫にあるひき肉や長芋などを使ったメニューを作ることになりました。

午後3時すぎ、暑さのピークは過ぎたものの気温は30℃。徒歩で近くのスーパーへと向かいます。

番組スタッフ:

この時期だと運ぶのも大変では?

ベアーズ 向井円香さん:

そうですね けっこう汗をかくこともあります。

依頼者の家に戻ると早速、調理開始。この日作ったのは、ハンバーグや長芋の炒め物など計6品。

料金は3時間の作業で9000円でした。

依頼者:

味がいつもと変わらない味付けでビックリしました。食が進むと思います。

「1人では限界で…」飼い猫探しを依頼

猛暑のなか、東京・府中市にある迷子になったペットを探す「ペットヘルプ」には、猫の捜索依頼が入りました。

――迷子になったのは7月16日?

依頼した飼い主:

火曜日です。

――朝に玄関を開けたら飛び出した?

依頼した飼い主:

そうです。ゴミ捨てて帰る時にスッと出てった。

依頼内容は、猫の捜索。元々は保護猫だったという2歳の三毛猫。7月16日、玄関のドアを開けた瞬間に逃げ出してしまったのだといます。

依頼した飼い主:

家で生まれて家で育ったわけではないので外が好きなんでしょうね。

これまで依頼者は、猫探しのためのチラシを近所に配るなどして捜索を行ってきましたが、1人での作業に限界を感じ、代行サービスを依頼したのだといいます。

ペットヘルプ 吉田伊吹さん:

外に興味を示してるということは外はどんな感じなのか、付近にどんな子がいるのか確認のために外に出たのであればそこまで遠くに行かずに満足したら帰ってくる可能性はあります。

 迷子になったペットの捜索を行うこちらの会社。発見率は80%に及ぶといいます。スタッフは、猫は近くにいると予想し、徒歩で捜索開始。

ペットヘルプ 吉田伊吹さん:

今すごく蒸し暑いから猫も蒸し暑いところというよりは風を通しやすい場所にいるはず。

24日の府中市の最高気温は36.2℃。猫がいる可能性がある日陰や風通しのいい場所を捜索します。

ペットヘルプ 吉田伊吹さん:

こんにちは。猫が迷子になっていて、こういう三毛猫を探していて見てはないですかね?

近隣住民:

いや、見てないですね。

目撃情報もない中、照りつける太陽が2人を苦しめます。一体、猫はどこにいってしまったのか?

捜索は午後8時まで行われましたが、見つけることはできませんでした。

しかし、希望がないわけではありません。

実は猫が逃げ出してから4日後の20日に、依頼者が自宅の駐車場から愛猫の写真を撮影しているんです。

入り組んでいる樹木の枝の中に逃げ出してしまった愛猫の姿が。隣家の屋根の上から依頼者をじっと見つめています。

ペットヘルプ 吉田伊吹さん:

足の裏を見せて横になっている状態というのは、余裕な気持ちでリラックスできている状態。なので本人にとっては迷子になっているわけではないですよね。

依頼した飼い主:

とりあえず安心っていうか、次のステップに進める。プロに見ていただけたので本当にありがたいです。

今回の猫の捜索料金は6時間の作業でおよそ5万円。

依頼者は再び代行サービスに依頼することも視野に入れながら捜索を続けるそうです。

放送後、視聴者から目撃情報が寄せられました。一日も早く無事発見されるといですね。

(『めざまし8』 2024年7月25日放送より)