あきらめることに慣れすぎた女たち…生理休暇は「有給を充てる」「男には言えん」「不公平感」で取得率約1%!【本音アンケートに改善のヒントあり】

AI要約

人気朝ドラ「虎に翼」の中で、昭和22年に生理休暇制度が生まれた歴史的な背景を持つが、現代でも生理休暇の取得が困難な状況が続いている。

40万人以上の登録者数を持つクラウドソーシングサイトで行われたアンケート結果から、生理休暇取得の現状を探る。29人の女性が対象だったが、生理休暇を取得した経験が極めて少ないことが明らかになった。

結果からは、生理休暇を取得しにくいと感じる理由や、男性目線による生理休暇の申告のしにくさが浮き彫りとなっており、職場での課題を提示している。

あきらめることに慣れすぎた女たち…生理休暇は「有給を充てる」「男には言えん」「不公平感」で取得率約1%!【本音アンケートに改善のヒントあり】

人気朝ドラ「虎に翼」の中で、昭和22年、労働基準法に盛り込まれるかたちで生理休暇制度が生まれたことを知って驚いたという方もおられるのではないだろうか。

しかし、歴史ばかり長くても絵に描いた餅ではなんら意味がない。現にSNSには、生理休暇が取りづらいことへの不満の言葉が日々溢れている。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、女性特有の生理が、男性の知らないところで仕事や生活の大きな枷となっている点を指摘する。

「生理休暇は国際的に見てもまだ例が少なく世界に誇れる制度ですが、そもそも取る・取らせる習慣がないという職場が多いのは紛れもない現状。この課題を顕在化し改善していくことは、今あるさまざまな社会問題と照らしても大変重要といえるでしょう」

現代社会における多様な課題に絡んでくるのはいつも「女性」である。女性に犠牲を強いた多くのことが、少子化、人手不足、介護などなど、いま目に見える形で反動となって問題化してきていることは明白だ。

40万人以上の登録者数のうち8割近くが女性ともいわれるクラウドソーシングサイトで実施した本音炸裂のアンケート結果とともに、今回は生理休暇について考える。

今回、生理休暇取得の実態についてアンケートを企画。信憑性のあるデータ数として最小ともされる30人を対象に実施した(有効回答者数29人)。

この結果から、生理休暇がいかに形骸化しているのかをお伝えする。ぜひ、より良い職場環境づくりに活用していただきたい。

まずは、今回実施したアンケートの記述回答型以外の設問と集計結果をご覧に入れる。

(クラウドソーシングサイトにて2024年6月実施 対象:会社員・パート従業員女性29人) 

1.現在のお勤め先で生理休暇を取ったことがありますか

ある 1人

ない 28人

2.生理休暇を取りにくい/取りたくても取れない、と感じたことがありますか

ある 29人

ない 0人

3.生理休暇に問題点があるとしたら何だと思いますか(複数回答可)

有給で取得できない           1人        

不公平感がある             7人

周りが取得していないと取りづらい    21人

その他                 10人

回答者数29人のうち、現職場で生理休暇を取ったことがあると答えた人はわずか1名。全体の約3%という計算となるが、これでも厚労省の調査結果に比べればかなり多い数字だ(記事後半に詳述)。

生理休暇を取ったことがあると答えた唯一の人は、某大手ショッピングモール勤務のパート従業員。ただし、取得したことがあるというだけで、職場には生理休暇を取りづらい雰囲気がまん延していると答えた。

「人手不足で休暇が取りづらい雰囲気の時は、休みをもらいたくても言い出せないことがありました。休みが欲しいと言うと、店長が困った顔をする時があるので言い出せません」

人手不足とのダブル課題で現場は苦しかろうが、この店長の対応は場合によってはパワハラとなりかねない。見逃せないのは、誰もが知る大企業ですら「生理休暇を取れるけど微妙」な現状がある点である。

一方、「生理休暇を取りづらい/取りたくても取れない」と感じたことがある、と答えた方は29人中29人。100%である。

「(生理休暇が欲しいと告げる際)電話口に出たのが男性社員だったりすると言いづらい」

というパート従業員の方の意見に代表されるように、男性の目が気になって申告できないという意見は多数見受けられた。

「上司が男性であれば当然のこと、女性上司でもその態度や周りの雰囲気が気になって取りにくいです」「男性社員に『今生理です』と教えるようなもの、恥ずかしい」

といった意見のように、男女関係なく会社全体にそれを言い出しづらい雰囲気ができあがっている、という意見や、知られるのは恥ずかしいとする声が多数あった。中には…