内もものたぷたぷ肉、ストレッチで解消!体が硬い人でもできる〈内ももの柔軟性レベル別ストレッチ〉

AI要約

内もものたぷたぷしたお肉を解消するための簡単なストレッチ方法について紹介。

内もものたるみの原因や内転筋群についての解説。

レベル別の内ももストレッチで柔軟性を高める方法を詳細に説明。

内もものたぷたぷ肉、ストレッチで解消!体が硬い人でもできる〈内ももの柔軟性レベル別ストレッチ〉

厄介な内もものたぷたぷしたお肉をどうにかしたい!とハードな運動や柔軟性がかなり必要なストレッチをしなくても大丈夫です。きつい運動や難しい難易度の高いストレッチは挫折しやすいですが、今の柔軟性に合わせたレベル別ストレッチなら誰でもすぐに実践できます。

■内もものたるみ

お肉がつきやすい場所の代表格である内もも。内ももは、ただお肉が分厚くつくだけではなく、たぷたぷとたるみやすいですよね。

内ももには、骨盤の恥骨から太ももの骨にかけて大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋といった筋肉がついており、それらをまとめて内転筋群と呼びます。脚を内側に閉じる動作を解剖学用語で股関節の内転と言い、内転筋群はその名の通り主に脚を内側に閉じる時に働きます。

この内転筋群の中で一番大きな筋肉が大内転筋なのですが、この筋肉は日常生活の中ではあまり使われません。乗馬や平泳ぎの脚の動きで強く働くため、乗馬やスイミングを頻繁にしている人は大内転筋をしっかり使えていて、内ももがたるみにくいはずです。しかし、多くの人は日常的に乗馬や平泳ぎをするわけではないため、使われにくいのに大きな筋肉がついている内ももはたるみやすいのです。

■内ももストレッチのススメと注意点

使われない部分はいきなり使おうと思ってもなかなか思うように動いてくれません。まずは、簡単にできる動きで筋肉に刺激を与えてその部位を活性化させ、お休みモードから活動モードに変えていきましょう。モードが変わると代謝や血行が良くなり、脂肪も燃焼されやすくなります。

簡単な動きと言えばストレッチが頭に浮かぶかと思いますが、注意点があります。元々ある程度の柔らかさがないとできないポジションで行うストレッチは挫折の原因になるだけはなく、そのポジションを他の部位で補おうとする代償動作を招いてしまい狙った部位にストレッチをかけることができなくなります。また、自分の柔軟性に合わないところまで無理に伸ばすと逆に筋肉が硬くなってしまいます。

そこで、体が硬い人もしっかり内ももにアプローチできるレベル別ストレッチをご紹介します。今のご自分の柔軟性に合わせてレベル①から挑戦することで、無理なく内ももを伸ばして刺激をし、柔軟性が上がってきたら次のレベルに進んでさらに活性化させていきましょう。

■レベル別内ももストレッチ

レベル①

足を肩幅よりやや広めに開いて立つ。

つま先を膝と同じ向きにセットして、右膝をつま先に向かって軽く曲げる。

右腰を上げて、上体は真っ直ぐ保ち左内ももを軽めに伸ばす。

レベル②

1足分足幅を広げて立つ。

右カカトの上に右膝がくるまで膝を曲げる。

右腰を上げて、背すじを伸ばせる範囲で上体を左斜めに傾け左内ももを伸ばす。

レベル③

肩幅の2倍~2.5倍ていどに足を開き、右足はやや内向き、左足は真横に向ける。

おへそを正面に向けたまま右腰を上げて、背すじを伸ばせる範囲で上体を左斜めに傾け左内ももをしっかり伸ばす。

余裕があれば、右手を天井、左手を床に向けて腕を大きく広げる。

反対側も同様に行う。

ライター/高山ゆかり(ヨガ講師)