腰痛改善にはこの3箇所をほぐせ! テニスボールでトリガーポイントをマッサージする方法【川口陽海の腰痛改善教室】
腰痛の原因はさまざまなものがあるが、そのひとつにトリガーポイントが挙げられる。
トリガーポイントは自分でほぐすことができ、腰痛の原因となる位置とほぐし方を解説。
テニスボールを使用してセルフリリースを行い、腰痛を和らげる方法を紹介。
腰痛の原因はさまざまなものがありますが、そのひとつに筋肉の発痛点=トリガーポイントがあります。
トリガーポイントは、テニスボールなどを使って自分でほぐすことができます。
腰痛の原因となるトリガーポイントの位置と、自分でほぐす方法を解説します。
筋肉は、疲労がたまったり、長時間座ったままなど同じ姿勢でいたりすると、徐々に凝り、固まってしまいます。
すると筋肉内の血行が悪くなり、さらに凝り(筋肉の過緊張)が進行するという悪循環になっていきます。
そうすると筋肉内にしこり状の塊が発生し、そこから痛みが出るようになっていきます。
このような痛みを起こす筋肉の過緊張を、発痛点=トリガーポイントといいます。
例えば、腰痛をおこすトリガーポイントには以下のようなものがあります。
図の×印がトリガーポイントの好発部位で、そこから赤い範囲に痛みが生じます。
◆脊柱起立筋のトリガーポイント
◆腰方形筋のトリガーポイント
◆中殿筋のトリガーポイント
いかがでしょう? あなたの腰が痛む部分はこれらの図と似た感じではありませんか?
もしあなたの腰痛が、凝り固まり過緊張を起こしたこれらの筋肉のトリガーポイントであれば、自分で筋肉をほぐすことで解消することができます。
実際にほぐしてみましょう。
筆者の腰痛トレーニング研究所では、テニスボールを使ったセルフリリース(マッサージ)をおすすめしています。
硬球のテニスボールをご用意ください。
または、テニスボール大のマッサージボールなどがたくさん市販されていますので、そういったものでも大丈夫です。それらを使用する場合は、あまり固すぎないものが良いでしょう。
テニスボールで狙う場所は、主に次の3箇所です。
(1)背骨のすぐ横 【脊柱起立筋】
(2)肋骨と骨盤の間((1)のやや外側) 【腰方形筋】
(3)お尻の上半分(骨盤の骨の下) 【中殿筋】
それぞれ背骨をはさんで左右両側をねらいます。