「勉強になりました」 ペットの熱中症対策を警視庁が呼びかけ 体を冷やす方法とは

AI要約

残暑が厳しいなか、熱中症への警戒が必要。ペットも熱中症になる可能性あり。

犬や猫の熱中症の症状や対処法を紹介。早めの処置が重要。

室内でも熱中症に注意。清潔な水の提供や環境整備が必要。

「勉強になりました」 ペットの熱中症対策を警視庁が呼びかけ 体を冷やす方法とは

 残暑が厳しいなか、引き続き熱中症への警戒が必要です。そうした対応は人間だけでなく、一緒に暮らす犬や猫にも欠かせません。防災や日常に役立つ情報を発信している、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、以前反響を集めた投稿を用いて、ペットの熱中症について改めて注意を呼びかけています。

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 お盆を過ぎても、地域によっては35度を超える猛暑日になるなど、まだまだ暑さが続いています。気象庁によると、全国的に残暑が長引くことが予想され、9月に入っても熱中症対策が必要になりそうです。

 熱中症になるのは人間だけではありません。ペットも高い気温や湿度が苦手で、熱中症になる可能性があります。こまめな水分補給や室内の温度調整など、適切な環境を保つ予防策が欠かせません。

 同課のX担当者さんは、2019年8月13日に投稿し5.7万件もの“いいね”を集めた、ペットの熱中症についての投稿を引用リポスト。改めて注意を呼びかけています。

 そこでは、犬や猫の実際にあった熱中症の症状例も報告。初期から中期には「いつもより呼吸が荒く、よだれをたくさん垂らしている」や「目が赤く充血し、歯茎が真っ赤(どす黒く)になる」といった症状が出ることもあるようです。

 投稿では、犬や猫にそのような熱中症の症状が出たときの、体の冷やし方について写真付きで紹介しています。

1. 日陰で涼しく風通しが良い場所に寝かせ、水を飲ませる

2. 常温の水で濡らしたタオルを巻く

3. 保冷剤をタオルで巻いたものや濡れタオルを、首筋の前側、前足の付け根内側、後ろ足の内股に当ててゆっくりと冷やす

4. 激しい呼吸が落ち着くまで休ませる

 外出中でもすぐにできる対処法ですが、応急処置をしたからといって油断はできません。大切な“家族”の命を守るためにも、早めに獣医に相談しましょう。

 外出時だけでなく、室内でも熱中症になる可能性はあります。部屋の中では、「エアコンで室内を調整する」「扇風機で空気を循環させる」「飲み水を多めに置く」などの工夫が必要です。飲み水はこまめに交換して、いつでも清潔な水が飲めるようにしましょう。

 改めて注意を呼びかけた投稿の引用リポストには、「自分も猫を飼っているので気をつけたいと改めて思いました」「ペットの熱中症にも十分なケアが必要ですね。勉強になりました!」などの声が上がっています。

 ペットがいつも健康で快適に暮らせるよう、環境を整えるのは飼い主の義務です。しっかり対策して、楽しく夏を乗り越えましょう。