ジメジメの日も熱中症に要注意 「間違った水分補給3選」 消防局の投稿に「勉強になりました」の声

AI要約

梅雨明け前のジメジメとした日が続いているため、熱中症の危険性が高まることに注意が必要。湿度が高い時は気温が高くなくても熱中症になりやすい。水分補給を欠かさず行うことが重要。

大牟田市消防本部が「間違った水分補給3選」と題したインスタグラム動画を投稿し、水分補給の重要性を啓発。のどの渇きを感じなくてもこまめな水分補給が必要であることを伝えている。

水分補給に適さない飲み物や過剰な量の水分補給を行うことが熱中症のリスクを高める。適切な水分摂取量や塩分補給も重要である。

ジメジメの日も熱中症に要注意 「間違った水分補給3選」 消防局の投稿に「勉強になりました」の声

 梅雨明け前のジメジメとした日が続いています。湿度が高いと、気温がそれほど高くなくても熱中症の危険性が高まるので要注意。こまめな水分補給が欠かせません。福岡県の大牟田市消防本部が、公式インスタグラムアカウント(omuta.fd)に「間違った水分補給3選」と題したわかりやすい動画を投稿し、注目を集めています。

 ◇ ◇ ◇

 湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体に熱がこもって体温が上がり、熱中症になるおそれがあります。湿度が高くても気温がそれほど高くない日は、室内にいると油断しがちですが、熱中症予防や熱中症が疑われるときの対処法としてこまめな水分補給が大切です。

 しかし、正しく補給をしないと症状を悪化させてしまうことも。同局は「みんなはいくつわかったかな!?」とコメントを添えて、「間違った水分補給3選」と題した動画を投稿し、注意を呼びかけています。

 1つ目のシチュエーションでは、2人の男性がのどが渇いたと会話しています。「飲む?」と水を差し出されるも、「俺、のど渇いてないからいらない」と断ってしまいました。

 これに対し、キャプションで「のどが渇いていなくても、体が脱水状態になっていることがあります。とくに年を重ねるとのどの乾きに鈍くなるといわれています。起床後、外出から戻ったらなど定期的な水分補給が必要です」と解説。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分をとることが大切です。

 ほかにも、水分補給のためにコーヒーとお酒を飲む人や、「水分補給は量が大事なんだよ」と合計3.5リットルものミネラルウオーターを飲もうとする場面も。それぞれ、水分補給には適していない理由がキャプションで解説されています。

 投稿のコメント欄には、「勉強になりました」「印象に残る!!」「まさしく昨日、義母が熱中症で救急搬送されました。日頃からポカリでの水分補給をうるさく言ってきたのに聞き入れてくれず、とても残念に思います」などの声が寄せられています。

 飲み物で水分を摂取する量は、1日あたり1.2リットル程度が目安とされています。大量の発汗がある場合は、適宜調整しましょう。また、水だけでなく塩分を含む飴やタブレットなどとともに、塩分を補給することも大切です。

 また、「熱中症警戒アラート」発表時は外出をなるべく控え、エアコンや遮光カーテンなどで室内の温度を調整するなど、暑さを避ける工夫をしましょう。