小山怜央四段、順位戦参加へ 将棋のプロ試験合格者

AI要約

小山怜央四段(31)がNHK杯戦で勝利し、順位戦C級2組へ昇級した。

小山四段はフリークラスからの昇級であり、名人戦への挑戦権を得ることが可能となった。

小山四段は奨励会を経ずにプロ入りし、2023年4月から順位戦への昇級を目指していた。

 将棋の棋士編入試験を経てプロ入りした小山怜央四段(31)は15日、東京都内で指された第74回NHK杯戦で勝ち、直近の成績を20勝10敗として規定により、名人戦に参加できないフリークラスから順位戦C級2組へ昇級を決めた。今後は名人の挑戦者を決める順位戦への出場が可能となる。

 日本将棋連盟によると、戦後に棋士養成機関の奨励会を経験せずにプロとなり、順位戦へ参加するのは初めて。

 フリークラスは編入試験合格者らが所属し、名人戦以外の竜王戦や棋王戦など、その他の棋戦は参加できる。小山四段は2023年4月にプロ入り後、順位戦への昇級を目指していた。