小山市長選挙 現職と新人の一騎打ちに 21日投票

AI要約

小山市長選挙が告示され、現職と新人の2人が立候補して一騎打ちの選挙戦が始まった。

新人候補は小川亘という元市議会議員で、地域の医療や再開発などを公約に掲げている。

現職の浅野候補は、市民の暮らしや地域の活性化をビジョンに掲げ、若い世代の土台作りを強調している。

任期満了に伴う小山市長選挙が14日、告示され現職と新人の合わせて2人が立候補し一騎打ちの選挙戦がスタートしました。

小山市長選挙に立候補したのはいずれも無所属で、届け出順に前の小山市議会議員で新人の小川亘候補56歳と現職の浅野正富候補67歳の2人です。

新人の小川亘候補は午前9時ごろ、小山市神鳥谷の選挙事務所でスタッフや支持者など70人ほどを前に出発式を行いました。小川候補は2003年から小山市議会議員を6期務め、議長も経験しました。自民党小山市支部の幹事長ですが、党などからの推薦は得ず自民系の市議17人のほか公明党の市議3人からの支援を中心に支持の拡大を図っています。具体的な公約として、小山駅周辺施設の再開発、地域で完結する医療などを掲げ、市内に36ある地区まちづくり協議会を活かした政策の実現を訴えています。

現職の浅野正富候補は午前10時に小山市外城の小山総合公園で出陣式を行い、地元選出の国会議員や県議、それに小山市議などおよそ400人が集まりました。弁護士の浅野候補は4年前の2020年の市長選で6期目を目指した現職を破り、初当選を果たしました。田園環境都市のまちづくりとすべての市民の「より良い暮らし」、『ウェルビーイング』の実現をビジョンに、7つの項目を公約に掲げています。具体的には健全財政や人口が減少している農村地区のコミュニティの維持などを挙げ30年後の若い人が思う存分活躍できる土台を作りたいと強調しました。

小山市は人口およそ16万6000人。今回の市長選は現職の1期目の市政に対する評価、小山駅前の商業施設ロブレをはじめとする市街地活性化策、さらに、市民との対話方法などを争点に選挙戦が展開される見通しです。小山市長選挙は今月21日に投開票が行われます。