「帰ったらまず休憩するか、それとも家事か」自律神経の専門家が推奨する"疲れにくい"行動習慣

AI要約

自律神経を安定させ、元気な体を保つためには、疲れたときほど動くことが効果的であり、生活リズムを整えることも重要。

疲れているときはのんびり休養することが一般的だが、適度な活動を続けることで疲労を解消しやすくなる。

帰宅後のスイッチを切らず、少しだけ動くことでエネルギー消費を最小限に抑え、自律神経のバランスを保つことができる。

自律神経を安定させ、元気な体を保つためにはどうずればよいのか。順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「仕事から帰宅するといつもクタクタで、そのままスイッチが切れてしまう人も多いが、じつは完全なオフモードになる前に動いてしまうほうが最小限のエネルギーですむ」という――。

 ※本稿は、小林弘幸『なんとなくだるい、疲れやすいを解消する! 自律神経について小林弘幸先生に聞いてみた』の一部を再編集したものです。

■のんびりするとかえって疲れが抜けなくなることも…

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Q:仕事から帰ると何もやる気が起きません

→お答えしましょう!

疲れていても、活動のスイッチをオフにする前にやるべきことを片付けるほうが効率的。休日も同じペースを意識しましょう。

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 疲れているときは、のんびり休養するのが一番と考える人も多いはず。特にハードスケジュールが続いた週末は、朝寝坊をしがちになります。

 しかし昼までゴロゴロしていると、自律神経が乱れて、かえって疲れが抜けなくなります。

 また、仕事から帰宅したあと、ひと休みしようとソファに腰を下ろした途端、ドッと疲れを感じた経験のある人もいることでしょう。

 それからごはんをつくったり、部屋を片付けたりしようと思っても、一度切れてしまったスイッチを再び入れるには膨大なエネルギーが必要になります。そのため、余計なエネルギーを使うことで、さらなる疲労を招くという悪循環に陥ってしまいます。

 このことでもわかるように、人間は毎日同じペースで過ごすほうが元気でいられるもの。週末も忙しいときと同じようなリズムを保つことが大切です。まずは、休日でも早起きする習慣をつけることから始めてみましょう。

■一度切れたスイッチを入れるのは困難

 早起きして趣味に熱中してもいいし、その日に何をやるか決めて実行するのもいいでしょう。早起きすれば、夜もゆっくり過ごすことができ、疲労も自然と回復していきます。

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帰ったらまず休憩? それとも家事?

仕事から帰宅するといつもクタクタで、そのままスイッチが切れてしまう人も多いが、じつは完全なオフモードになる前に動いてしまうほうが最小限のエネルギーですむ。

ここに注意!

「疲れたときほど動く」を意識して、時間をダラダラと浪費しないことが自律神経にもプラスに。

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