義妹の結婚式に子どもを含め家族4人で参列します。ご祝儀は全員で「10万円」必要ですか?

AI要約

結婚式への家族4人で出席する際のご祝儀について解説します。

親族の結婚式へのご祝儀相場や食事代、ギフト代の計算方法を紹介します。

ご祝儀の目安として10万円程度が一般的です。

義妹の結婚式に子どもを含め家族4人で参列します。ご祝儀は全員で「10万円」必要ですか?

結婚式は、新郎新婦の新たな門出を祝う大切なセレモニーです。結婚式に招かれるのはうれしいことですが、出席する際のご祝儀をいくらにするか悩む方もいるでしょう。

そこで今回は、親族の結婚式に子どもを含めた家族4人で招かれたときのご祝儀について解説します。ご祝儀の金額について悩んでいる方はもちろん、一般的な金額の目安を知りたい方もぜひ参考にしてください。

まずは、親族のご祝儀の相場について見てみましょう。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会では、結婚式におけるご祝儀額についての調査を実施しています。親族の回答結果を、表1にまとめました。

※一般財団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)などに関するアンケート調査(令和5年度)」を基に筆者作成

表1から、兄弟・姉妹の平均金額はおよそ6万円であると分かりました。一方で、3万円と回答した方が多いとの結果も出ています。ただし、親族の関係性によっても包むべき金額は異なるでしょう。

親族のご祝儀の平均金額が分かったところで、次に、夫婦と子ども二人の家族四人で結婚式に招待された場合のご祝儀について見てみます。結婚式では食事代がかかり、そのほかに飲み物代も必要です。

株式会社リクルート「ゼクシィ」の「ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏版」によると、結婚式における一人当たりの料理の費用と飲み物代の平均金額は表2の通りです。

※株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏版」を基に筆者作成

上記より、食事にかかる金額は一人当たり2万2300円になります。

ではここで、家族4人のおおよその食事代を計算してみましょう。なお、お子さんの場合は年齢によっては食事代に違いが出ると考えられます。小さなお子さんの場合は子ども向けのメニューとなり、大人よりも金額が低い可能性があります。

一方でお子さんの年齢が大きい場合は、大人と同じメニューが用意されるかもしれません。

今回は、子ども向けのメニュー子どもと、大人と同じメニューの子どもがいる場合で見てみましょう。子ども向けのメニューは、仮に大人の半分の金額とします。子どもはどちらも飲み物代は含みません。

・大人向け食事代3人分の合計:5万2500円

・子ども向けの食事代1人分:8750円

・大人向け飲み物代2人分の合計:9600円

総合計は7万850円になります。さらに結婚式では、ギフトとして「引き出物」「引き菓子」が用意されます。ほかにも、披露宴などの列席者に手渡しするプチギフトを、贈り物として準備する方もいるでしょう。

・引き出物の平均金額:5800円

・カタログ式ギフトの引き出物平均額:6500円

・引き菓子の平均金額:1300円

・プチギフト平均金額:318円

その合計は7500~8000円程度です。以上から、食事代とギフト代(1家族1つだった場合)の合計は家族4人で約8万円でした。

家族四人(夫婦2人と子ども2人)で結婚式に出席するときのご祝儀の金額は、お祝いの気持ちも込めて10万円程度が一般的な額と考えられます。

親族の結婚式に家族4人で出席する場合、そのご祝儀の目安は10万円と分かりました。人数分の食事代やプチギフト代なども考慮する必要があるでしょう。

なお、地域によって金額に違いが出ると予想されます。心配なときは親族に相談し、地元の慣習に合わせることが大切です。

出典

一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)などに関するアンケート調査

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー