シャープやパナソニックのオートクッカーは撹拌羽付き! 最新家電で上手にダイエット(多賀一晃/生活家電.com)
パナソニックが挑戦する「ハックツ!」の取り組み
管理栄養士の原奈美さんが提案する「最新家電でダイエット」の内容
最新家電でダイエットを実現するためのオートクッカーの活用方法
【家電のことはオイラに聞いて!】#57
今、パナソニックはいろいろな新しいことに挑戦しています。神奈川県藤沢市を中心にした「ハックツ!」もそのひとつ。湘南地区でポテンシャルがあるものを発掘、才能やアイデアがある人に力を貸して地域を活性化しているのです。
そのひとつが、スローカーボ・ラボ代表で管理栄養士の原奈美さんが提案する「最新家電でダイエット」です。
原さんは糖尿病療養指導士で年間カウンセリングは800件超。栄養管理の必要性は糖尿病患者に限りません。高齢者でも健康に過ごすためには肥満は厳禁です。そのための施策が「最新家電でダイエット」なのです。カロリーコントロールされたダイエット食を最新家電で手軽に作ろうというのがその趣旨です。
売られている加工食品には、調味料以外にも食品添加物が多く含まれています。添加物種や量のコントロールができない加工食品はダイエットのためにはできる限り避けたいもの。
原さんによると、ダイエットの主な失敗理由は、①SNS情報を重視し、自分に合わない方法を実践していた②食事分析が不十分なため太る原因の炭水化物は制御していたものの脂質が多い食材を食べていた③食事メニューは良くても、おいしくなかったり、子どもの食事を作った挙げ句に自分の食事まで手が回らなかった、などだそう。
ダイエットレシピづくりには原さんは対応できますが、料理時間が取りづらい方にはオートクッカーの活用を提案しています。これが「最新家電でダイエット」です。
最も汎用性が高い調理器具は深鍋です。「茹でる」「煮る」「炊く」「蒸す」ができます。この工程を時短化したのが圧力鍋です。
一方、浅鍋・フライパンは「焼く」「炒める」が得意。浅いのは、食材が焦げないように菜箸、ヘラなどで混ぜるためです。
この2つの調理機能を備えたのが攪拌羽根付き電気(圧力)鍋。シャープの「ヘルシオ・ホットクック」やパナソニックの「オートクッカー・ビストロ」などです。
ホットクックは攪拌機能がフタについていますが、ビストロは攪拌羽根が鍋底をさらうように回り、食材をひっくり返しながら調理できます。圧力鍋でもあります。すべての材料をぶちこむだけで、チャーハンや焼きそばを自動調理してくれるのです。予約調理もできるため、好きな時間に出来たての料理が食べられます。
今回、筆者は「ビストロ」を使って好物のポテトサラダを作りました。炭水化物は血糖値を上げるためジャガイモの代わりに一部をカリフラワーに置き換え、脂質のあるマヨネーズの代わりに塩麹で味を調えました。自動メニューでポテサラを選び、生の食材や調味料を入れて30分。おいしく出来上がっていました。料理メニューはスマホアプリであとから増やせます。
最新オートクッカーはなんとも便利な家電です。
(多賀一晃/生活家電.com主宰)