買い物、献立づくり、後片付け…「1日2時間以上」の「料理時間」を短縮してラクする方法

AI要約

家事の中でも、料理が最も時間を取ることが多い。

自由に動ける作業スペースを確保することで料理時間を短縮できる。

食材の定期便や食洗機の活用など、工夫をすることで料理時間を節約できる。

買い物、献立づくり、後片付け…「1日2時間以上」の「料理時間」を短縮してラクする方法

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忙しい毎日を過ごしている人にとって、家事をいかに効率よくこなすかは重要な問題だ。なかでも時間をとられるのは「料理」。献立づくり、実際の調理、面倒な皿洗い……。新刊『一生使える「目標達成」の技術』を上梓した米田まりな氏が、「料理にかける時間」を短縮するちょっとした工夫を伝授する。

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 家事の中でも、最も時間を取られるのが料理。

 コズレ子育てマーケティング研究所が2020年に発表した内容によると、育児中の世帯あたりの家事にかけている時間は、1日あたり平均4.4時間。

 この内訳は料理に2.2時間、掃除に1.0時間、洗濯に1.2時間となっています。

 子育て中ではない家庭では、もう少し家事時間は少ないと思いますが、料理・掃除の比率は近しいでしょう。

 調理の時間に加えて、献立を考えるところから洗い物まで含まれる時間ですが、忙しい毎日の中で短縮できる部分は短縮したいですよね。

 家事時間の短縮の基本は、自由に動ける作業スペースを増やすこと。

 キッチンに調理器具や食品、調味料が散乱した状態だと、1つひとつの動きのスピードが落ち、作業の都度、物をどかす工数も増えます。

 よく使う器具は冷蔵庫やレンジフードにマグネットつきのフックで吊るす、または浮かすなどして、台の上に置きっぱなしにするものの「ゼロ」を目指しましょう。

 マグネットのつきにくい場所には、吸盤つきフックもおすすめです。

 クッキー型やミキサーなど、今月一度も使用していない道具を試験的に別の部屋に移すだけでも作業はしやすくなるはずです。

 押し入れや靴箱などのデッドスペースを探す、ベランダにミニコンテナを置くなど、スペースがない場合は工夫をしてみてください。

 買い物および献立検討の時間を減らすために私が利用しているのは、ふるさと納税の定期便です。

 隔週で季節の野菜(卵・フルーツつき)、月1で米と鶏肉(冷凍)の定期便を利用しているのですが、ちょうどなくなった頃に食材が宅配便で家に届くので、あるものでパパッと作ろうという気持ちになり、時短に繋がります。

 ふるさと納税に限らず、生協宅配の定期購入登録などでも同じことができますね。

 また食洗機を買ったことも、後片付けの相当な時短になっています。

 2021年の旭化成の調査によると、1日の調理時間133分のうち、後片付けが23分間を占めています。