電動キックボードの「Lime」日本上陸--Luupに対抗馬、着座式ボードも

AI要約

米国を拠点に世界30カ国以上で展開する電動モビリティシェアリングサービスLimeが日本上陸。東京6エリアに40以上のポートを設置、キックボードやシートボード200台導入し、順次拡大。

Limeは自社設計の車両を日本で展開。車輪のサイズは大きく、安全性に配慮。JATAが確認した特定小型原動機付自転車で、最高時速は20km。

通常料金は基本料金100円+1分30円。9月末まで基本料金無料キャンペーン実施。他にもパス料金あり。ヘルメットセルフィ機能でヘルメット着用率向上を図る。

 米国を拠点に世界30カ国以上で電動モビリティシェアリングサービスを展開するLimeが日本上陸した。第一弾として東京都渋谷区、新宿区、目黒区、世田谷区、豊島区、中野区の6エリアに40以上のポートを設置し、キックボードや座って乗れる「シートボード」を200台導入。順次日本で拡大を図る。

 Limeはサンフランシスコやニューヨーク、ベルリン、ロンドン、ドバイなどでサービスを展開している。日本での展開は32カ国目で、東アジアでは初となる。

 日本で展開する車両はすべて自社設計で、車輪のサイズは通常の電動パーソナルモビリティ比で150%と大きいという。これによって、縁石に乗り上げても危険を回避しやすいとしている。日本自動車輸送技術協会(JATA)が保安基準適合性などを確認した特定小型原動機付自転車で、最高時速は通常モードで20km、歩行モードで6kmとなる。

 通常料金は基本料金が100円、1分あたり30円の従量制。9月末まではキャンペーンで基本料金を不要とする。1日30分の「30分パス」(490円)、3日で60分の「60分パス」(890円)、7日で160分の「160分パス」(1980円)、30日で300分の「300分パス」(3480円)も用意する。

 また、ヘルメットを被った自分の写真をアプリを通じて送ることで、通常料金から15%割引で乗車できる「ヘルメットセルフィ」機能も導入し、ヘルメット着用率の向上を図る。