電動モビリティのシェアサービス「Lime」が日本上陸、まずは都内6エリアから

AI要約

Limeは、電動マイクロモビリティシェアリングサービス「Lime(ライム)」の提供を開始した。サービスは東京都内6エリアで40以上のポートに200台の電動マイクロモビリティを投入。

日本初上陸のLimeは、ヘルメット着用で割引を受けられるなど、安全性に重点を置いたサービスを展開。

Limeでは、立って乗る「電動キックボード」と、座って乗る「電動シートボード」の2種類を提供し、安定性を高める工夫がされている。

電動モビリティのシェアサービス「Lime」が日本上陸、まずは都内6エリアから

 Limeは、電動マイクロモビリティシェアリングサービス「Lime(ライム)」の提供を開始した。サービス開始当初は、東京都渋谷区、新宿区、目黒区、世田谷区、豊島区、中野区の6エリアからスタートし、40以上のポート(駐輪場)に計200台の電動マイクロモビリティが投入される。

■ 日本は東アジアで唯一のサービス提供国に

 Limeは、街中に設置されたポート(駐輪場)にある電動マイクロモビリティを、専用のアプリから予約して乗車し、目的地の近くにあるポートに返せるシェアリングサービス。世界280都市以上でサービスが展開され、今回の日本は東アジアでは唯一となる。

■ ヘルメット着用で料金の割引も

 基本料金100円がかかり、1分ごとに30円が加算されていく。9月末まで、基本料金が不要になるキャンペーンが実施される。

 また、安全強化策「ヘルメットセルフィ」機能では、ヘルメットを着用した写真をアプリ経由で送ることで、15%の割引を受けられる。

 定額制の「LimePass」も用意され、490円の30分パス(一日)のほか、890円の60分パス(3日)、1980円の160分パス(7日)、3480円の300分パス(30日)が用意される。

■ 利用方法など

 Limeのアプリをダウンロードし、アプリから車両を予約して乗車するしくみ。Limeのポートであればどこでも返却できる。

 乗車する場合は、アプリから安全教育を受講する必要がある。そのうえで事前テストに全問正解することで、乗車可能になる。

 Limeのヘルプセンターでは、「18歳以上で、必要に応じて有効な運転免許証または身分証明書を持っている必要がある」と案内されている。

■ 「電動キックボード」「電動シートボード」の2種類を提供

 立って乗る「電動キックボード」と、座って乗る着座式の「電動シートボード」の2種類がシェアリングサービスで提供される。車両はすべて自社開発のもの。

 安定性を高めるため、車輪は通常の電動パーソナルモビリティと比較して150%大きくされている。また、Limeの旧型車両より車体の重心を低くすることで安定性を高めた。

 電動キックボードと電動シートボードは、いずれも日本自動車輸送技術協会(JATA)により保安基準適合性などを確認された、特定小型原動機付自転車となる。