アライドテレシス、10GBASE-Tやマルチギガに対応した中小拠点向けSD-WANルーター「AT-ARX200-GTX」

AI要約

アライドテレシス株式会社は10GbE対応のSD-WANルーターをリリースした。中小規模拠点向けのAT-ARX200-GTXは18万4800円で受注開始。

AT-ARX200S-GTXはアプリケーションコントロールに対応し、通信の帯域を保証して効率的な通信を実現できる。AMF Plusを活用することで障害の予兆検知が可能。

AT-ARX200S-GTXは、AT-Vista Manager EXと組み合わせることで負荷を分散し通信速度を改善できる。ネットワーク機能としては60万のファイアウォールセッションと500のIPsec対地をサポートしている。

アライドテレシス、10GBASE-Tやマルチギガに対応した中小拠点向けSD-WANルーター「AT-ARX200-GTX」

 アライドテレシス株式会社は26日、SD-WANルーター「ARXシリーズ」をリリースし、その第1弾製品として、10Gigabit Ethernet(10GbE)対応の中小規模拠点向けルーター「AT-ARX200-GTX」を受注開始したと発表した。本社や支社、工場間を結ぶ多拠点構成のエッジルーターに利用できるという。価格は18万4800円(税込)。

 AT-ARX200S-GTXは、SD-WAN技術に対応した中小規模拠点向けルーター。アプリケーションコントロールにより、エンドトゥエンドのLAN通信とインターネットへのWAN通信に対してアプリケーションを制御することで、業務に必要な通信の帯域を保証し、効率的な通信を実現できるという。

 またクラウドアプリケーションの利用が増えたことで、通信障害の切り分け作業が複雑化しても、自社のネットワーク統合管理機能「AMF Plus」を利用したネットワーク環境であれば、WANとLANのトラフィックを自律的に常時監視することで障害の予兆検知を行えるとのこと。なお、AMF Plusはマスター機能(管理する側)に対応している。

 さらに、アプリケーションコントロールとネットワーク監視ソリューション「AT-Vista Manager EX」を組み合わせれば、通信ごとのアプリケーションを判別し、特定のアプリだけをセンター経由せず直接インターネットにつなぐ「インターネットブレークアウト」に対応。負荷を分散し、通信速度を改善できるとした。

 ネットワーク機能としては、60万のファイアウォールセッションと500のIPsec対地をサポートしているので、クラウド利用やリモートアクセスなどにより端末台数とアプリケーション数が増えたネットワークでも、パフォーマンス維持が可能になるとしている。

 インターフェイスは、WAN向けに100BASE-Tと1000/2.5G/5G/10GBASE-T対応ポート×1、LAN向けには100BASE-Tと1000/2.5G/5G/10GBASE-T対応ポート×2、10BASE/100BASE/1000BASE-T対応ポート×2を搭載しており、10GBASE-Tやマルチギガビットの高速通信に対応する。