米国が黒海に拠点画策、ウクライナ供給と最新兵器配備=プーチン氏側近

AI要約

ロシアのパトルシェフ大統領補佐官が、米国がウクライナへの武器供給を加速し、黒海沿岸諸国に物流拠点を構築する計画を進めていると述べた。

さらに、NATOがアゾフ海に海軍基地を設置する計画をロシアが阻止したとも述べている。

パトルシェフ氏はプーチン氏の側近であり、元国家安全保障会議書記の経歴を持ち、ロシアの安全保障問題に詳しい。

米国が黒海に拠点画策、ウクライナ供給と最新兵器配備=プーチン氏側近

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の側近で大統領補佐官を務めるニコライ・パトルシェフ氏は25日、米国はウクライナへの武器供給を加速させ、最新の長距離兵器を配備するために、黒海沿岸諸国に物流拠点を設置しようとしていると述べた。タス通信などの国営メディアが報じた。

パトルシェフ氏はまた、米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)がアゾフ海に海軍基地を設置する計画をロシアが阻止したと述べた。ただ、いつの時点のことなのかは明らかにしていない。

パトルシェフ氏は旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の出身で、プーチン氏に最も近い側近の一人。5月に大統領補佐官に就任する前は、ロシアの安全保障関連の最高機関である国家安全保障会議の書記を務めていた。