<ヘッドフォン祭>L&P、新フラグシップのポータブルUSB-DAC/テクニクスの夏色完全ワイヤレスがアツい

AI要約

フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日に開催。サイラス取り扱いブランドやテクニクス、Jaben Network、4Leaf、BiITSOUNDブースが紹介された。

OriolusやLuxury&Precisionなどの新製品が多数参考出展。各ブランドから先行発表された製品を試聴可能で、8月に発売予定とのこと。

テクニクスでは新色のイヤホンが人気で、Jaben NetworkではSoftearsの新フラグシップ「Enigma」などが展示された。

<ヘッドフォン祭>L&P、新フラグシップのポータブルUSB-DAC/テクニクスの夏色完全ワイヤレスがアツい

フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、OriolusやLuxury&Precisionといったサイラス取り扱いブランドと、テクニクス、Jaben Network、4Leaf、BiITSOUNDブースを紹介する。

サイラス、取り扱いブランドの新製品の参考出展多数

サイラスは、同社取り扱いのOriolus、LUXURY&PRECISION、PW Audio、xDuooの4ブランドの製品を出展。

■Oriolus

Oriolusからは、ブランド初となるR2R型のDAC「OA-JC3」ほか、真空管ヘッドホンアンプ「OA-JC5」を初披露。いち早く試聴することができる。また、試聴はできないがブランド初のパッシブスピーカー「OA-JC10」の実機もブースにて披露されている。上記はいずれも8月上旬くらいの発売を予定しているとのこと。

■LUXURY&PRECISION

LUXURY&PRECISIONブースでは、ポータブルUSB-DACの新フラグシップとなる予定だという「W2 Ultra」を展示。約26gという軽量コンパクト設計ながら、左右それぞれ800Wを超える出力を実現しており、長時間の使用でも熱によるノイズを気にすることなくヘッドホンやイヤホンをパワフルに駆動できるとのこと。

また、8月より正式販売を予定している、独自OSとAKM製DACチップ「AK4497」を搭載した、DACモジュール交換式ポータブルプレーヤー「E7 4497 STANDARD」および「E7 4497 PREMIUM」も試聴することができる。

■xDuoo

xDuooでは、「XP-2 BAL」やハイエンドモデル「TD05 PRO」といったポータブルヘッドホンDAC/アンプを展示。中でも新製品となる、レトロ真空管を2本搭載した「XD5 T」が参考出展されている。発売時期は未定とのことだが、会場で試聴したユーザーからは好評の声が上がっているとのこと。

■PW Audio

PW Audioからは、7月に発売されたイヤホンリケーブル「JUHTRUM」が展示されている。同社のみで扱うという独自の銅導体「NSC(New Style of Copper)」を4芯で採用しており、優れた伝導性を持つとのこと。

テクニクス、AZ40M2の夏らしい新色が人気

テクニクスブースでは、完全ワイヤレスイヤホン全モデルを展示。フラグシップの「EAH-AZ80」、ミドルクラス「EAH-AZ60M2」、エントリークラスの「EAH-AZ40M2」といったラインナップが試聴可能だ。

ノイズキャンセリング機能搭載でLDAC対応ながら1.5万円を切る高コスパモデル・EAH-AZ40M2については、今年6月に発売された新色“モデレートブルー”も展示。この新色モデルについて担当者は「爽やかな青の発色が男女どちらのユーザーにも人気となっており、最近本格的に暑さを増して以降、売上台数が伸びている」と語った。

そのほかブースには、「EAH-AZ80」と同様にアルミニウム振動板を搭載する有線イヤホン「EAH-TZ700」もワイヤレスモデルと並べて展示。比較試聴が行える。

Jaben Network、Softearsの新フラグシップ「Enigma」

Jaben Networkブースでは、同社が取り扱うSendy AudioやSoftearsのイヤホン・ヘッドホンを展示。

Softearsから、は、新フラグシップとなるハイブリッド型イヤホン「Enigma」を出展。低域を担うドライバーユニットには、10mm径ウールペーパー・コーン・ダイナミックドライバー1基とBAドライバーを2基搭載。さらに10mm径ベリリウムコーディング・ダイヤフラムを採用したパッシブ・ラジエーターも装備しており、低域の音質向上を図っているという。

また、発売時にはEffect Audioブランド製のケーブルが付属するとのことで、4.4mm 5極バランスと3.3mmバランスの2種類を用意する予定だという。本機は本日より発売開始で、実売価格は648,000円前後となるとのこと。

そのほか、Softearsがラインナップする各種イヤホンやSendy Audioブランドの平面駆動型ヘッドホン「Peacock」の試聴も可能となっている。

4Leaf、BQEYZ「Cloud」/SUPERTFZ「KING KONG」、「NO3 PRO GT」が参考出展

4Leafのブースでは、同社が取り扱うBQEYZとSUPERTFZの2ブランドを出展。

■BQEYZ

BQEYZでは、ダイナミック+パッシブユニット搭載イヤホン「Cloud」の実機を展示。10mm径LCP振動板搭載ダイナミックドライバー1基と、その補助ユニットとしてフレキシブル振動板搭載パッシブユニットを採用することによって中高域を補完するという。

本製品は今年5月より開始されたクラウドファンディングによる先行販売において目標金額を突破。一般販売は8月初旬から中旬を予定しており、価格は26,500円前後となるとのこと。

■SUPERTFZ

SUPERTFZからは、「KING KONG」が参考出展されている。6mm径ダイナミックドライバーを搭載したイヤホンで、8月中旬ごろの発売を予定しているとのこと。価格は4,000円前後が想定されている。また、ゲームプレイに特化したサウンドを提供するという「NO3 PRO GT」も参考出展。11.4mm径ダイナミックドライバーを搭載したゲーミング向けイヤホンで、こちらも8月中旬の一般発売を予定しており、価格は10,000円前後となる予定だという。

BITSOUND、多種多様なカスタムイヤーピースを展示

BITSOUNDでは、同ブランドで展開するカスタムイヤーピースを展示。光硬化樹脂を使用しており、耳の形にぴったり合うことが特長だとしている。ブースでは、各ブランドイヤホンに対応したカスタムイヤーピースの多数のサンプルを実際に手に取ることができる。