イーロン・マスク氏のX、ビットコインとMAGAのハッシュタグ絵文字をひっそりと削除

AI要約

イーロン・マスク氏が所有するソーシャルアプリXで、ビットコインと暗号資産に関連する絵文字が自動表示されなくなったことが明らかになった。

ユーザーらはこの変更に疑問を持ち、Xの公式発表を待っている状況だ。

Xはかつてはブランド絵文字やシンボルを追加するサービスを提供していたが、今回の変更により一部の絵文字が削除された模様だ。

イーロン・マスク氏のX、ビットコインとMAGAのハッシュタグ絵文字をひっそりと削除

イーロン・マスク(Elon Musk)氏が所有するソーシャルアプリX(旧Twitter)で、ハッシュタグに対して絵文字が自動表示される機能がビットコイン(BTC)と暗号資産(仮想通貨)で利用できなくなった。Xには、最大規模のアクティブな暗号資産コミュニティがいくつか存在する。

Xのソーシャルメディアアカウントや広報ページは、26日欧州時間午前の時点で、削除について公式に発表していなかった。

Xの暗号資産ユーザーらは26日午前、「#bitcoin」と投稿しても絵文字が表示されなくなったとコメントし始めた。後に、絵文字が表示されていた#bnbchainと#cryptocomのハッシュタグにブランド画像が表示されなくなったことも判明した。

NEW: BITCOIN HASHTAG ICON HAS BEEN REMOVED FROM @X pic.twitter.com/UvDd9DozOG

— DEGEN NEWS (@DegenerateNews) July 26, 2024

26日欧州時間の時点で、共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏をモチーフにしていた#MAGAの絵文字も、ナッシュビルで開催中の「ビットコイン2024」会議への出演に先立って削除された。

Love the little emoji for #MAGA !!! pic.twitter.com/JW7FPvk3de

— 𝓓𝖗. 𝓥𝖔𝐱 𝓞𝖈𝖚𝖑𝖎, 𝐌𝐃 👁️‍🗨️ (@Vox_Oculi) July 18, 2024

ビットコインの絵文字は、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が当時Twitterと呼ばれていたXを所有していた2020年に初めて導入された。ドーシー氏は、ビットコインのシンボルを普及させて文字コードの国際規格Unicodeに含めようとしていた。

当時はTwitterだったXは、指定されたハッシュタグの後にブランド絵文字やシンボルを追加するサービスで企業に最大100万ドル(約1億5000万円、1ドル150円換算)を請求したと報じられている。こうしたサービスは、競合他社からブランディングを差別化し、消費者の間で話題を呼ぶことに役立つ。

|翻訳・編集:林理南|画像:BitCluster|原文:Elon Musk’s X Quietly Removes Bitcoin, MAGA Emojis From Hashtags