三井住友「Olive」、300万アカウント超え ATM引き出しは23%減

AI要約

三井住友銀行と三井住友カードは、個人向け総合金融サービス『Olive』のアカウント開設件数が300万件を突破したと発表。

Oliveは、2023年3月にスタートし、継続的に機能をアップデートしており、アカウント数は着実に増加している。

利用者動向からは、給与振込率が増加し、ATM引出利用率が減少していることが伺え、Oliveのキャッシュレスニーズに応えるサービスとしての評価が高い。

三井住友「Olive」、300万アカウント超え ATM引き出しは23%減

三井住友銀行と三井住友カードは26日、個人向け総合金融サービス「Olive」のアカウント開設件数が300万件を突破したことを発表した。

Oliveは、銀行口座やクレジットカードなど金融サービスを一体で利用できるサービス。2023年3月にスタートし、他行口座からOliveアカウントへ自動入金できる「定額自動入金サービス」や、手持ちのクレジットカードを最大5枚まで追加できる「支払いモード追加サービス」など、継続的に機能をアップデートしてきた。

2024年2月にアカウント開設数が200万件を突破して以降、アカウント数の増加ペースは上がり、5カ月間で100万人増加し、今回300万人を突破した。

利用者動向を見ると、同社の既存口座からOliveへ切り替えたユーザーのうち、Oliveを給与振込先口座としている割合となる給与振込率は、Olive開始前と比較して115%に増加。

また、 Oliveの開始以降、同行で新規口座開設したユーザーのATM引出利用率は、Olive開始前後で比較すると約23%減少。ATMを介して現金を引き出し、使用する機会が減っていることが伺える。

支払いでは、1枚のカードでクレジットモード・デビットモード・ポイント払いモードを、アプリで切り替えて利用できる「Olive フレキシブルペイ」利用率は、2024年4月の新規口座開設者では約1.2倍。キャッシュレスニーズの高いユーザーにOliveが選ばれていると同社は分析している。