「GPT-4o mini」がファインチューニングに対応 ~用途に合わせた微調整が可能に

AI要約

OpenAIはGPT-4o miniのファインチューニングに対応したことを発表。段階的なリリースを行い、全ユーザーが利用可能になる予定。

ファインチューニングとは、AIモデルにオリジナルデータを追加してカスタマイズすること。新たな能力を追加したり、用途に合わせた回答を引き出せる。

ファインチューニングの料金がかかるが、9月23日まで一定量まで無料。100万トレーニングトークンあたり3米ドルの料金設定。

「GPT-4o mini」がファインチューニングに対応 ~用途に合わせた微調整が可能に

 OpenAIは7月24日(日本時間)、「GPT-4o」の廉価版モデル「GPT-4o mini」がファインチューニングに対応したと発表した。現在一部のユーザーから段階的にリリースが開始されており、いずれ全ユーザーが利用可能になるとのこと。

 ファインチューニングとは、学習済みのAIモデルに対してオリジナルデータを追加で学習させ、新たなモデルにカスタマイズすること。オリジナルの「GPT-4o mini」では知識が足りない部分を、独自のデータで補うことで用途に合わせた回答が引き出せるようにしたり、「GPT-4o mini」に新しい能力を追加することなどが可能だ。

 ファインチューニングを行うには、100万トレーニングトークンあたり3米ドルなどの料金がかかるが、9月23日までは、1日200万トレーニングトークンまで無料。