1番意識する共通ポイントは楽天、総合満足度はイオン--MMDが調査

AI要約

MMDLaboが運営するMMD研究所が、ポイント経済圏に関する調査結果を発表した。調査では、主に楽天やPayPayなどのポイント経済圏を利用する人々の意識や満足度を明らかにしている。

調査では、楽天ポイントが最も活用されており、楽天やPayPayが人々の意識を高めていることが分かった。さらに、ポイント経済圏を主に利用する人々の満足度も調査され、イオンが最も高い満足度を示している。

経済圏を意識するきっかけや、利用するサービスに関する細かなデータも報告されており、ポイント経済圏に関心を持つ人々にとって興味深い調査結果となっている。

1番意識する共通ポイントは楽天、総合満足度はイオン--MMDが調査

 MMDLaboが運営するMMD研究所は7月22日、「2024年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を発表した。各社が展開するポイント経済圏のうち、最も意識する、満足する経済圏などを明らかにしている。

 7月の調査では、予備調査では18~69歳の男女2万5000人、本調査ではポイント経済圏のメイン利用者となる2500人を対象に、7月5~8日に実施したという。メイン利用利用者の内訳はそれぞれ、NTTドコモが500人、「au」ブランドが500人、「PayPay」が500人、楽天が500人、イオンが250人、Vポイントが250人となっている。

 複数回答可の予備調査で現在活用している共通ポイント、またその中で最も活用している共通ポイントを聞いたところ、現在活用している共通ポイントは「楽天ポイント」が59.5%と最多。次いで「PayPayポイント」が41.0%、「Vポイント」が40.3%となった。

 最も活用している共通ポイントは楽天ポイントが33.7%、次いでPayPayポイントが14.5%、dポイントが14.2%となった。

 予備調査で聞いた経済圏を意識しているかでは、「意識している」が61.5%、「意識していない」が38.5%となった。ポイント経済圏別では、「意識している」割合が多いのは楽天で、43.9%と最多。次いでPayPayが29.8%、Vポイントが26.5%となった。

 ポイント経済圏を意識している61.5%となる1万5371人を対象に、最も意識しているポイント経済圏を聞いたところ、楽天が43.3%と最も多く、次いでPayPayが18.5%、ドコモが15.8%となった。

 ポイント経済圏メイン利用者2500人を対象とした本調査では、メインで利用する経済圏を意識し始めたきっかけを聞いている。ドコモは「ポイントカード」が23.4%、auは「モバイル通信」が27.4%、PayPayは「QR・バーコード決済」が47.0%、楽天は「ECサイト」が29.0%、イオンは「電子マネー」が39.2%、Vポイントは「ポイントカード」が37.6%とそれぞれトップとなった。

 また、メインで利用する経済圏の総合満足度を聞いたところ、「満足」と「やや満足」を合わせた満足している割合は、イオンが77.2%と最も多く、次いでPayPayが76.4%、楽天が72.2%となった。