SaaS利用、「2022年から増加または現状維持」が8割超--freee調査

AI要約

freeeが行った調査結果によると、SaaSの利用数は増加または現状維持の傾向にあり、特に従業員数が多い企業ほど増加率が高いことがわかった。

調査ではSaaS利用企業の大部分が有償のSaaSを利用し、1~5個のSaaSを利用している企業が最も多いことが分かった。

情報システム部門ではSaaS関連業務の比重が増加しており、SaaS管理システムの導入効果も高く評価されていることが報告されている。

SaaS利用、「2022年から増加または現状維持」が8割超--freee調査

 freeeは7月17日、「情シスのSaaS利用実態レポート」調査結果を発表した。全国の経営者と情報システム担当者1019人を対象に実施。企業規模にかかわらず、SaaSの利用数は「増加または現状維持」の傾向にあり、従業員数が多い企業ほど増加率も高いという。

 同調査によると、2022年と比較してSaaSの利用数が「増えている/現状維持」と回答した企業は8割を超えた。有償のSaaSを利用している企業は66%、利用数は1~5個が最も多い。

 情報システム部門の業務時間配分は、「ヘルプデスク」(35%)、「その他」(26%)、「SaaS関連業務」(20%)、「社内IT機器のキッティング」(19%)の順となった。SaaS利用の増加に伴い、管理業務が新たな負担となっているという。

 SaaS管理システムの利用率は54%で、SaaS利用数が20個以上の企業では70%以上が導入している。同システムの導入効果については、79%が「効果があった」と回答し、「入退社に伴うSaaSアカウントの発行・削除」など、工数やコスト削減効果が上位に挙げられた。