甲南女子大学の学生が「震災について考える」番組を制作/兵庫県

AI要約

芦屋市の大学生が阪神淡路大震災から30年を迎えるに合わせ、記憶と経験の継承に焦点を当てた番組制作を進めている。

甲南女子大学の学生が震災の被災者を取材し、未来に備える行動について考える。震災の記憶を伝え、意識を高める取り組みが行われている。

学生たちは被災地を訪れて取材を行い、震災の現実をより理解し、未来に向けた備えを考える活動に取り組む予定。

甲南女子大学の学生が「震災について考える」番組を制作/兵庫県

阪神淡路大震災から来年で30年となるのに合わせ、兵庫県芦屋市では大学生が中心となって震災について考える番組の制作が進められています。

兵庫県神戸市東灘区の甲南女子大学では芦屋市と連携し、震災の記憶や経験の継承テーマにした番組を制作していて、現在、阪神淡路大震災の後に生まれた学生9人が震災について学び、取材を行っています。

7月20日に学生たちは、阪神淡路大震災で長男と長女の2人の子どもを亡くし、震災の記憶を語り継ぐ活動をしている米津勝之さんを取材。

芦屋市の高島崚輔市長を交えて、語らいました。

甲南女子大学の学生

「これからの震災に備えるために今するべきことは何だとお考えでしょうか?」

米津勝之さん

「逃げるためには歩けないといけない。しかしそうできない人が周りにいた時にどういう行動をとったら良いかという事も考えないといけない」

また、米津さんは震災の記憶を伝える物として、長男が使用していたランドセルなどを持参。

これを見た学生たちは…。

甲南女子大学の学生

「これだけを見ていたら普通に明日が来そうな感じがする」

「(震災を)他人事と思わずに、いつ起こるか分からないというのを意識して行動してもらえるように伝えたいというのはあります」

学生たちは、能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市を、2024年9月に訪問し、取材を行うということです。