デスクトップ版「Outlook」に不具合 ~メール署名が同期できなかったり、消えてしまう

AI要約

「バージョン 2303」以降のデスクトップ版「Outlook」アプリで発生している不具合について、米Microsoftが5月29日に明らかにした。

クラウド署名の作成後に消えたり同期されない問題が発生しており、開発チームが原因を調査中。

一時的な回避策としてレジストリ編集が案内されており、共有メールボックスの検索不可問題も報告されている。

デスクトップ版「Outlook」に不具合 ~メール署名が同期できなかったり、消えてしまう

 「バージョン 2303」以降のデスクトップ版「Outlook」アプリは「ローミング署名」と呼ばれる機能をサポートしており、メールの署名をローカルで管理する代わりにクラウドへ保存し(クラウド署名)、デバイス間で同期できるようになっている。しかし現在、この機能に不具合が生じているとのこと。米Microsoftが5月29日(現地時間)、自社のサポートサイトで明らかにした。

 同社によると、デスクトップ版「Outlook」アプリで自分のアカウントにリンクされたクラウド署名を新たに作成した後、しばらくしてその署名が消えたり、「Outlook Web App」(OWA)と同期されないことがあるという。

 原因は現在、開発チームが調査中。一時的な回避策として、レジストリ(コンピューターHKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftOfficeOutlookSettings)を編集し、設定キーの名前を変更する方法が案内されている。

 そのほかにも、デスクトップ版「Outlook」アプリには共有メールボックスを検索できない問題がある。これは「バージョン 2403」への更新で発生し、以前のバージョンへ戻すことで回避できる。