GUIの「ドライバーの検証ツール」が非推奨に ~将来バージョンのWindowsで削除へ

AI要約

MicrosoftがGUIの「ドライバーの検証ツール」を非推奨とし、将来的に削除されることを発表しました。

「ドライバーの検証ツール」はカーネルモードドライバーやグラフィックスドライバーの不適切な動作を検出するアプリで、主にハードウェア開発者向けに提供されていました。

GUIのみが廃止され、CUIは引き続き利用可能。今後はコマンドラインでの操作が必要になる予定です。

GUIの「ドライバーの検証ツール」が非推奨に ~将来バージョンのWindowsで削除へ

 米Microsoftは5月30日(現地時間)、GUIの「ドライバーの検証ツール」を非推奨とすると発表した。すでに積極的な開発は行われておらず、将来バージョンのOSで削除される。

 「ドライバーの検証ツール」はWindowsのカーネルモードドライバーとグラフィックスドライバーを監視し、無効な関数呼び出しやシステムを破損する可能性があるアクションを検出するアプリ。ドライバーに対してさまざまな負荷やテストを実施し、不適切な動作を見つけだしたり、実行するテストを設定できる。主にハードウェア開発者向けのツールで、ほとんどのバージョンのOSに標準で含まれている(%WinDir%system32)。

 なお、廃止されるのはGUI(verifiergui.exe)のみだ。CUI(verifier.exe)は残されるため、今後はコマンドラインで利用すればよいだろう。