「壮大なドラマを観た」「エモさに浸ることしかできない」10年前に話題になった京大生協の“ひとことカード”の作者2人がついにSNSで出会う

AI要約

2014年にネット上で拡散した京都大学生協の「ひとことカード」が再び話題になっている。

10年前のイラストを描いた2人がX上で再会し、交流を深めている。

ネット上で広まったドラマチックなやり取りが注目され、感動的なエピソードとなっている。

「壮大なドラマを観た」「エモさに浸ることしかできない」10年前に話題になった京大生協の“ひとことカード”の作者2人がついにSNSで出会う

突然ですが、あなたはこの画像を見たことがありますか? これは2014年7月にネット上で拡散して大反響を呼んだ京都大学生協の「ひとことカード」です。

ある人が「筆ペン買いました」という言葉ともに、水墨画のようなタッチで筆ペンの風景画を描きました。それに対する生協職員の回答欄が振るっていたのです。

「よかったね」とメッセージを添えて、これまた絶妙な鳥獣戯画の模写を描いてありました。相撲を取るカエルとウサギのポーズの再現度がハンパないですね。

その後も無断転載が広まりネットミーム化。不定期にSNS上で話題になっていまましたが、2024年7月に上の部分の「筆ペン買いました」の作者がX(旧Twitter)で名乗り出たのです。さらに、下の部分の「よかったね」の作者も名乗り出て、X上で10年ごしの交流となりました。

このやり取りが「壮大なドラマを観た」と話題になっています。

この10年前の京大生協のカードが転載されて、SNSで再び話題になっているのを見かけたのは、上の「筆ペン買いました」の部分を描いた灰田かつれつさん(@Haidacutlet)です。

7月10日、「この上のイラスト描いたの私なんですけど、下の生協の人はどんな人やったんでしょかね 会ってみたかった気もする」とXに投稿しました。

するとまもなく、『「買い方」を変えたら、人生変わった!』(大和出版)などの著書がある漫画家の「ひぐちさとこ」さん(@higuchisatoko)が「これ下の欄描いたのわたしだよ」と投稿。2014年当時は京大生協のカウンターでアルバイトをしており、そのときに描いたものだったそうです。

これに灰田さんが反応。「初めまして、そちらの上の句を描いたものです」とあいさつしたことで、10年ぶりに交流が始まりました。

ひぐちさん

「まさか上の句の方に出会えるなんて!うれしいです」

灰田さん

「お仕事でイラストを描いていらっしゃるのですね、『下の句』の評判が高いことも宜なるかなです」

心温まるやり取りが続きました。ひぐちさんは「思いつきの模写がこんな10年もネットに残るとは思いもよらず…びっくりですね」と感慨深げでした。