ヘンリー王子とメーガン妃、王室との緊張感がさらに高まる コロンビア外遊計画は「国王を明らかに軽視」

AI要約

ヘンリー王子とメーガン妃がコロンビアを訪れることが明らかになり、英国王室関係者の間で緊張感が高まっている。

コロンビアの副大統領が王子と妃を招待し、彼らが首都や他の都市を訪れる予定であることを公表した。

一方、王室関係者は王子と妃の外遊が英国の代表としての外交にそぐわないと懸念しており、国内でも物議を醸している。

ヘンリー王子とメーガン妃、王室との緊張感がさらに高まる コロンビア外遊計画は「国王を明らかに軽視」

今年5月に王室離脱後初めての外国訪問として、ナイジェリアに行ったヘンリー王子とメーガン妃。外遊第2弾としてコロンビアを訪れることが先週明らかになった。英国王室関係者の間では緊張感が高まっているという。

先週、コロンビアのフランシア・マルケス副大統領が声明を発表、ヘンリー王子とメーガン妃を招くことを明らかにした。副大統領は「王子と妃は私たちの招待を受け入れてくれた」とコメント、夫妻が首都のボゴタを初めカルタヘナやカリなどの都市を訪れる予定であることも公表した。「我が国の進歩のために全力を注ぐコロンビア人の願望や声を体現しているリーダーや女性、若者たちと会う」と話している。日程を始め訪問の詳しいスケジュールはまだ明らかになっていない。

王子と妃のこの動きに英国王室関係者たちの緊張感が高まっているという。宮殿の元廷臣がニュースサイト「デイリービースト」に語っている。「王子と妃が、国王や長い歴史の中で確立されたやり方をまったく軽んじていることがわかる。王室の外遊は常に英国の代表としての外交で、国と国の間に橋を築き友好関係を強化するためのものだった。王子と妃の外遊も崇高な意味を持っているのかもしれないが、彼らが英国を代表して行くわけではないのは明らかだ。それなのに彼らは自分たちをロイヤルだと見なしている。王室がなぜこの2人を遠ざけておきたいと思っているのか、その理由がよくわかる」。

同サイトは王子が英国内で警察の警護を求めていることに関して、国王がアクションを取らないのもこれに関連していると推測している。王子と妃がナイジェリア外遊でやったように政府機関を訪れたり、政府の役人と接触したりするのは王室のスタッフにとって歓迎すべきものではないと指摘、「2人が自由にイギリスに来て宮殿を通さずに国内の好きな場所を訪問するということになれば、国王の側近にとって悪夢だ」としている。王室側は「警察による警護を王子につける権限を国王は持っていない」と説明している。しかし同サイトは国王が何もしないのは、王子が自由にイギリスに出入りすれば少なくとも王室にとって混乱状態を招くことになるからだと見ている。

一方、安全にこだわる王子がなぜコロンビアを訪問先に選んだのかを不審がる声もイギリスマスコミから上がっている。もちろん現地では王子と妃に厳重な警護がつくだろうがコロンビアは世界でも殺人発生率の高い国の1つとして知られている。