フジ倉田大誠アナ「金メダルに恋した14歳」が物議 過去にも狙いすました〝鳥肌実況〟

AI要約

フジテレビの倉田大誠アナウンサーがパリ五輪中継で14歳の吉沢恋選手が金メダルを獲得した際の実況が賛否両論を呼んでいる。

倉田アナは過去にも13歳選手の金メダル獲得時に独自の表現を用い、SNS上で話題になったことがある。

次回の柔道中継では、金メダル候補の選手に対してどのような実況をするか注目が集まっている。

フジ倉田大誠アナ「金メダルに恋した14歳」が物議 過去にも狙いすました〝鳥肌実況〟

 フジテレビの倉田大誠アナウンサー(42)がパリ五輪中継の実況で「金メダルに恋した14歳!」と伝え、SNS上で「名実況」「狙い過ぎ」と賛否両論を呼んでいる。

 同アナは29日のスケートボード女子ストリートで吉沢恋(ここ=14、ACT SB STORE)が金メダルを獲得した際、「金メダルに恋した14歳!」と伝えた。これがSNS上で賛否両論を呼び、フジ局内では「鳥肌実況」と言われている。フジ局員の話。

「名実況で鳥肌が立ったという意味です。聞いた側がちょっと恥ずかしくなって鳥肌が立ったという意味のダブルミーニングでもあります」

 フジの後輩の岸本理沙アナ(25)は29日放送の「めざまし8」で、「金メダルに――」について「たぶん用意していたかな」と語り、スタジオを笑わせた。

 倉田アナは日大芸術学部出身で、入社21年目。スポーツ中継や情報番組を担当している。

 2021年の東京大会のスケートボード女子ストリートの実況では、当時13歳の西矢椛が金メダルを獲得した際、「13歳、真夏の大冒険!」と表現。本人は大会後の同年8月放送の「めざまし8」で、「13歳――」は前もって考えていたことを明かしている。同年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされた。

 前出フジ局員は「現場で取材した内容をノートにまとめて整理し、実況で使うフレーズを考えているそうです」と指摘。スポーツ実況を担当してきた元キー局アナは「アナが名実況を〝狙う〟のは普通のこと」と理解を示す。

 倉田アナは競馬では21年のジャパンカップで、前年の三冠馬コントレイルが引退レースを飾った際、「空の彼方に最後の軌跡、コントレイル!」と伝えた。

 次に実況するのは31日にNHKで中継される柔道。特に、男子90キロ級の村尾三四郎(23=JESグループ)は金メダル候補だ。

「倉田アナはここ4年ほど柔道の世界大会で実況を担当し、経験はあります。SNS上では〝実況が目立ちすぎ〟といった指摘もみられるので、倉田アナがどう出るか見ものです」(前出局員)

 五輪の名実況といえば、04年のアテネ大会で体操男子団体が金メダルを獲得した際、NHK(当時)の刈屋富士雄アナが「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」が今も語り継がれる。フジの中堅アナはどう伝えるか。