『デッドプール&ウルヴァリン』悪役カサンドラ・ノヴァ誕生の裏側 役づくりに影響を与えた3人の名キャラクター

AI要約

エマ・コリンは、『デッドプール&ウルヴァリン』で悪役カサンドラ・ノヴァを演じ、役作りに影響を与えた映画キャラクターについて語った。

役作りの参考にしたキャラクターには、実写『X-MEN』シリーズに登場するチャールズ・エグゼビアとクエンティン・タランティーノ監督作品に登場するハンス・ランダ大佐が含まれていた。

エマは、チャールズ・エグゼビアからテレパシー能力を参考にし、ハンス・ランダ大佐からカリスマ性や不気味な雰囲気を得て役作りに取り組んだ。

『デッドプール&ウルヴァリン』悪役カサンドラ・ノヴァ誕生の裏側 役づくりに影響を与えた3人の名キャラクター

 マーベル・スタジオ最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(全国公開中)で悪役カサンドラ・ノヴァを演じたエマ・コリンがリモートインタビューに応じ、役づくりにおいて影響を与えた名作映画のキャラクターたちを明かした。

 原作コミックにおけるカサンドラ・ノヴァは、ミュータント絶滅を目論む最凶最悪のヴィラン。X-MENの創設者であるチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXの双子という設定も存在する。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)におけるカサンドラの能力は、未だ謎に包まれたままだ。

 役づくりにあたり、エマがまず参考にしたのが、歴代実写『X-MEN』シリーズに登場したチャールズ・エグゼビアだ。『X-メン』(2000)から『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』までパトリック・スチュワートが、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)から登場した若きチャールズはジェームズ・マカヴォイが演じている。

 「テレパシー能力を使うチャールズの動きをどのように再現していたのか、すごく興味があったので、二人のパフォーマンスをさかのぼって研究しました。二人の歴史を辿ること、またチャールズに似たキャラクターを同じ作品群で演じられたことは、とても光栄なことでした」

 2人目は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『イングロリアス・バスターズ』(2009)でクリストフ・ヴァルツが演じた、知的で冷酷なハンス・ランダ大佐だ。カサンドラが劇中で着用しているコートは、ランダ大佐の影響が大きく現れている。

 「ランダ大佐は、ライアン・レイノルズ(デッドプール役)が役づくりの参考に共有してくれたキャラクターです。彼のカリスマ性、常にリラックスしている佇まい、お気楽なところ、彼の存在自体が不気味だからです。物事を予期せぬ方向へと転覆させる『デッドプール』映画風なヴィランとして、とても参考になりました」