桂文枝、高座直前にざこばさん訃報「つい先日くるよさんを…」相次ぐ仲間の死にやり切れない思い

AI要約

上方落語の重鎮、桂ざこばさんの突然の訃報を受け、桂文枝が悼む。

ざこばさんとの思い出を振り返り、高座でのネタ披露に涙した文枝。

仲間たちの訃報に続き、やりきれない思いを吐露した文枝。

桂文枝、高座直前にざこばさん訃報「つい先日くるよさんを…」相次ぐ仲間の死にやり切れない思い

 落語家の桂文枝(80)が12日、公式ブログを更新。ぜんそくのため、大阪府内の病院で76歳で亡くなった上方落語の重鎮、桂ざこばさんを悼んだ。

 文枝は現在、東京・上野の鈴本演芸場の6月中席「落語協会百年興行」で昼の部のトリを務めている。

 着物を着て、いよいよ次の出番というときに、舞台裏で弟子から受けた電話でざこばさんの訃報を知った。

 「えっ。あまりに突然のことで言葉を失いました」

 06年の天満天神繁昌亭開設の際、上方落語協会を離れていたざこばさんに復帰を頼んだことなどを思い出し、「実は本当にいろんなことがありました。涙が込み上げてきて、鏡を見ると目が真っ赤。その時、出ばやしがなったのです」。

 高座では「誕生日」のネタを披露。「ネタを追いながらも浮かぶのは、ざこば師とのいろんな想い出。それでも、お客様の笑いに、飲み込まれながらなんとか終えました」とやりきった。

 文枝は「つい先日、くるよさんを送ったばっかりだったのに」。相次ぐ仲間の訃報にやり切れない思いをつづった。