桂ざこばさん 落語の定席「動楽亭」も建設していた 上方落語の広がりに願い込めて 若手に格安で開放
桂ざこばさんは後進の活躍の場を広げるために尽力し、実家に隣接する土地に落語の定席「動楽亭」をオープンした。
「動楽亭」は若手落語家の鍛錬の場として利用されることを願い、上方のお笑い文化の土壌を育むことを期待した。
ざこばさんは上方落語の定席が少ないことを憂慮し、稽古場のつもりで作った場所で、大阪の寄席の数の不足に対処した。
桂ざこばさんは後進の活躍の場を広げるために尽力していた。
2008年12月にざこばさんは実家に隣接する土地に落語の定席「動楽亭」をオープンした。親族が実家横にマンションを建てることになったため、頼み込んで1階のフロアーを使って寄席に仕上げた。その2年前に上方落語の定席「天満天神繁昌亭」がオープンしていたが、東京の落語界と比較すると、大阪の寄席の数は圧倒的に少なかった。
それを憂慮してのもので「稽古場のつもりで作ったし、これでもうけようという気はない」と、若手が鍛錬できる場として利用されることを願った。
ざこばさんは桂米朝一問だが「笑福亭一問にやってもらっても漫才をしてもらってもいい」と、さまざまな垣根を越えて上方のお笑い文化の土壌になることを期待した。