上方を代表する落語家・桂ざこばさん(76)死去 関西を中心に活動し毎日放送にも多数出演

AI要約

落語家の桂ざこばさんがぜんそくのため亡くなったことがわかりました。76歳でした。

1947年に大阪で生まれたざこばさんは、1963年に15歳で三代目・桂米朝さんに入門。桂朝丸として活躍の後、1988年に二代目桂ざこばを襲名しました。

ざこばさんは上方落語協会に所属し、脳梗塞での入院を経て復帰し、今年2月にも高座に上がっていました。

ざこばさんは文化庁の「芸術選奨大衆芸能部門文部科学大臣賞」を受賞しています。大阪・西成区に寄席の動楽亭を設立し、上方落語の振興に力を尽くし、幅広い活躍をしていました。

多くの人に愛されたざこばさん。突然の訃報に周囲は驚きと悲しみを表しています。

米朝事務所は「われわれスタッフにもお気づかいくださるとてもすてきな師匠でした」とコメントしています。

通夜・葬儀は家族葬で営まれますが、お別れ会なども執り行う予定です。

上方を代表する落語家・桂ざこばさん(76)死去 関西を中心に活動し毎日放送にも多数出演

 落語家の桂ざこばさんがぜんそくのため亡くなったことがわかりました。76歳でした。

 1947年に大阪で生まれたざこばさんは、1963年に15歳で三代目・桂米朝さんに入門。桂朝丸として活躍の後、1988年に二代目桂ざこばを襲名しました。人情味あふれる語り口で関西を中心にテレビやラジオなどでも活動。毎日放送の「ちちんぷいぷい」にも数多く出演いただきました。

 ざこばさんは上方落語協会に所属し、理事や相談役を務めたほか、2008年には大阪・西成区に寄席の動楽亭を自ら設立し上方落語の振興に力を尽くし、その西成で1日警察署長をつとめるなど幅広い活躍をしていました。

 そして、2017年には文化庁の「芸術選奨大衆芸能部門文部科学大臣賞」を受賞しています。同じ年に脳梗塞で入院しましたが、その後復帰し、今年2月にも高座に上がっていました。

 多くの人に愛されたざこばさん。突然の訃報に街の人は。

 「そうなんですか!?すごい残念ですね。お元気な姿しか思い出せなくて」

 「僕とちょうど同い年。だから残念。おもしろい人やったのに。あの人特有の面白さがありましたよね」

 「ほんと!?寂しい。独特の語り口っていうかハスキーな感じを思い出すけど」

 「知らんかった。よく関西のテレビに出てトークをしてたイメージ。親しみのある関西の人なのでおもしろく見てました」

 「ちょっと年齢的にも変わらないので一番親しみを感じる。素敵な人でした。忙しくて大変だったと思う。自分の私生活もできずに。だからこれからはゆっくり休んでほしいと思っています」

 米朝事務所は「われわれスタッフにもお気づかいくださるとてもすてきな師匠でした」とコメントしています。

 通夜・葬儀は、ざこばさんと家族の意向により家族葬にて営まれるとのことですが、お別れ会などは執り行う予定だということです。