自民・茂木幹事長、中部横断道未着工路線に「早期の取り組み必要」 山梨県北杜市を視察

AI要約

山梨県北杜市の上村英司市長は、自民党の茂木敏充幹事長に中部横断自動車道の早期事業化を要望。茂木氏は事業に早期取り組む考えを示す。

茂木氏は中部横断道の計画や道の駅で説明を受け、上村市長は開通の意義を強調。農業関係者からは農業経営の圧迫について訴えがあった。

茂木氏は農業支援にも理解を示し、農家が不利益を被らないような制度が必要だと語る。

自民・茂木幹事長、中部横断道未着工路線に「早期の取り組み必要」 山梨県北杜市を視察

山梨県北杜市の上村英司市長は1日、同市を視察した自民党の茂木敏充幹事長に、未着工の中部横断自動車道の長坂(北杜市)~八千穂(長野県佐久穂町)間の早期事業化などを要望した。茂木氏は「必要なことは、事業に早期に取り組むことだ。しっかり連携して対応していきたい」と語った。

茂木氏は、中部横断道の「高根インターチェンジ(仮称)」建設予定地に近い「道の駅南きよさと」で、長坂~八千穂間の計画についての説明を受けたほか、関係者からの早期開業への要望を受けた。上村市長は「災害時の代替路の確保や長期孤立を回避することなどに加え、山梨県の観光や農業の活性化に貢献する」と、長坂~八千穂間の開通の意義を強調した。

農地視察では、農業関係者が、農林水産省が打ち出している水田活用の直接支払交付金の厳格化によって、労力や経費が増額しており、農業経営を圧迫していることを訴えた。茂木氏は厳しい状況を理解したとしたうえで、「まじめに取り組んできた農家が不利益を受けないような制度にしていく必要がある」と語った。