【名人戦】藤井聡太名人「一番北を更新」紋別で初の防衛戦 北海道でのタイトル戦は５戦負けなし
AI要約
藤井聡太名人と挑戦者の豊島将之九段による第82期名人戦7番勝負第5局が北海道で開催される。
両者は初めてという紋別市を訪れ、アザラシへのエサやり体験の後、対局場で前日検分を行った。
藤井は北海道でのタイトル戦で5勝を挙げ、今回も熱戦を繰り広げる意気込み。一方の豊島は厳しい状況下で悔いのない対局を目指す。
藤井聡太名人（竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖＝21）が、挑戦者、豊島将之九段（34）に3勝1敗で迎える、将棋の第82期名人戦7番勝負第5局が26、27日、「ホテルオホーツクパレス」（北海道・紋別市）で行われる。
25日、両者はともに初めてという同市に入り、日本唯一の海獣専門保護施設「オホーツクとっかりセンター」を訪問。アザラシにエサやりを体験。この後、対局場で前日検分をこなし、前夜祭に出席した。
藤井は北海道でのタイトル戦は5戦5勝。都道府県別トップの静岡県（7戦7勝）に次いで、京都府と同じ2位タイと相性が良く、豊島には21、22年の王位戦（旭川、札幌市）で勝利。「これまでで一番北が旭川。それを更新することができました。2日間集中して最後まで皆さまに楽しんでいただける熱戦にしたい」と語った。
豊島は第4局（18、19日、大分県別府市）で踏ん張り、年度初勝利を挙げると、22日の王座戦挑戦者決定トーナメントで伊藤真吾六段を下し、通算600勝をマーク。「厳しい状況ではありますが、悔いのない対局にできるよう、精いっぱい頑張りたい」と話した。対局は26日午前9時、藤井の先手で始まる。
