藤井聡太八冠が王将就位式 「中盤戦の難しい将棋続き、得るもの多いシリーズだった」

AI要約

藤井王将が第73期王将戦七番勝負で4連勝し、3連覇を達成。

就位式で贈位状や記念品が贈られ、藤井王将が挑戦者を下して力強さを見せた。

藤井王将は現在名人戦七番勝負で2連勝し、叡王戦は1勝2敗でカド番に追い込まれている。

藤井聡太八冠が王将就位式 「中盤戦の難しい将棋続き、得るもの多いシリーズだった」

将棋の第73期王将戦七番勝負を4連勝で制し、3連覇を達成した藤井聡太王将(21)=棋聖・竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王=の就位式が23日、東京都文京区内で行われた。

藤井王将は七番勝負で振り飛車党の菅井竜也八段(32)と対戦。力強い将棋の末、2度目の防衛に成功した。

就位式では、日本将棋連盟の羽生善治会長(53)から贈位状、主催者などから王将盾や記念品などがそれぞれ贈られた。

謝辞に立った藤井王将は「振り飛車党の方と2日制のタイトル戦は初めて。普段と違う将棋を、長い時間をかけて考えられることは非常に楽しみにしていた。第1局から中盤戦の難しい将棋が続いたが、集中して考えることができ、得るものが多いシリーズだった。今期の経験を生かし、来期に向けて精進していきたい」と述べた。

藤井王将は現在、名人戦七番勝負と叡王戦五番勝負を戦っており、名人戦は2連覇に王手をかけている。一方で、叡王戦は1勝2敗とタイトル戦初のカド番に追い込まれている。