新潟市が棋聖戦第2局をマンガ、鉄道で盛り上げる 6月に藤井棋聖と山崎八段が対局

AI要約

将棋の藤井聡太棋聖(21)が山崎隆之八段(43)との対局を前に、新潟市でさまざまなイベントが行われている。

新潟市マンガの家では、将棋に関するマンガコーナーで対局を盛り上げている。

新津鉄道資料館では、藤井棋聖と山崎八段の鉄道ルートシミュレーションが人気だ。

新潟市が棋聖戦第2局をマンガ、鉄道で盛り上げる 6月に藤井棋聖と山崎八段が対局

将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将の八冠=に山崎隆之八段(43)が挑む「ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第2局が6月17日に新潟市内で行われるのを前に、対局を盛り上げようと、さまざまなイベントが行われている。新潟市は、将棋のまちとしても知名度を上げたい考えだ。

新潟市が運営する「新潟市マンガの家」(同市中央区)では、将棋に関するマンガ9作品(約40冊)を集めたコーナーを開設。書棚には棋聖戦の告知プレートが置かれ、将棋を題材にした羽海野チカさんの「三月のライオン」、山本崇一朗さんの「それでも歩は寄せてくる」などが並ぶ。

小池利春統括館長(56)は「藤井棋聖や山崎八段の対局時の気持ちをマンガを通して体験してもらえれば」と話す。新潟市からは、「うる星やつら」の高橋留美子さん、「ドカベン」の水島新司さんら多くの有名漫画家が出ており、マンガ文化の振興に力を入れている。

藤井棋聖は鉄道好きで知られる。新潟市の施設「新津鉄道資料館」(同市秋葉区)では、愛知県瀬戸市出身の藤井棋聖と、広島市出身の山崎八段が、出身地から新幹線や特急を使って新潟に来る場合、どのようなルートが考えられるかをシミュレーションして掲示。鉄道ファンに人気だ。

「藤井棋聖はかつて、特急を乗り継いで新潟入りしたこともあった。鉄道ファンの間でも藤井棋聖への関心は高い」と学芸員の岩野邦康さん(53)。

いずれのイベントも対局日の6月17日まで。