輪島市で中学生ら少なくとも10人が行方不明 石川県に大雨特別警報

AI要約

石川県能登地方に初めて大雨特別警報が発表された。

大雨により若山川が氾濫し、住宅の地盤が崩れている状況。

珠洲市や輪島市で複数の行方不明者が発生し、避難指示が出されている。

石川県能登地方に9月21日朝、線状降水帯が発生し、気象庁は、石川県に初めて大雨特別警報を発表しました。

大雨特別警報が発表されている珠洲市若山町。22日午前8時40分現在、雨はやむことなく降り続いています。

21日に氾濫した若山川、その向こう岸に見える住宅は大雨によって地盤の断面がむき出しになっています。

室外機でしょうか、中ぶらりんになっていて、そのうち一つは川につかってしまう状態になっています。

これ以上地盤が崩れると、家ごと流されてしまう危険性もあります。

今回の大雨で珠洲市の男性1人が死亡、少なくとも6人の行方が分からなくなっています。

このうち輪島市では、能登半島地震からの復旧工事中の中屋トンネル付近で作業員3人の安否が分からなくなっていて、22日朝から捜索が再開される予定でしたが、この雨のためまだ始められていないということです。

また関係者によりますと、輪島市の久手川町では住宅が流され、家にいた中学生の行方が分からなくなっているという情報もあり、輪島市の坂口市長は、市内では少なくとも10人が行方不明になっていると明らかにしました。

このあと昼前にかけて雨はさらに強まる見込みで、7つの市と町の約13万人に避難指示が出されていて、最大級の警戒が必要です。