石川・輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報 最大級の警戒を呼びかけ

AI要約

石川県能登地方で記録的な大雨が発生し、大雨特別警報が発表された。

北陸地方を通る前線の影響で雨雲が発達し、線状降水帯が発生した。

輪島市では観測史上1位の雨量を観測し、浸水や土砂災害に警戒が必要な状況が続いている。

石川県では前線の影響で能登地方で記録的な大雨になっています。気象庁は昼前に能登地方の3つの市や町に大雨特別警報を発表して最大級の警戒を呼びかけています。

北陸地方を通る前線の影響に暖かく湿った空気が入って雨雲が発達し石川県では午前中、線状降水帯が発生しました。

輪島市では昼過ぎまでの12時間に降った雨の量が300ミリを超えるなど観測史上1位となる記録的な大雨になっています。

このため気象庁は午前11時前に輪島市、珠洲市、能登町に警戒レベル5に相当する大雨特別警報を発表しました。

気象庁「石川県の輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報を発表しました。これまでに経験したことの無いような大雨になっている。ただちに命の安全を確保しないといけない状況」

気象庁と国土交通省は正午から会見を開き、浸水や川の氾濫、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけました。

また今後の見通しについて日本海から東日本にかかっている前線付近で風がぶつかりあって積乱雲が発達しやすい状況が明日にかけても続くとして今後の大雨にも厳重に警戒し、北陸地方や東北地方の日本海側でも大雨に警戒が必要だとしています。

すでに珠洲市などでは県が管理する少なくとも10以上の川で氾濫が発生しています。

国土交通省は1月の能登半島地震で川の護岸の強度が低下してるところがあるため早めの避難行動を呼びかけています。