石川県に大雨特別警報 珠洲市で住宅倒壊し1人死亡 少なくとも6人が行方不明

AI要約

石川県能登地方で発生した線状降水帯により1人が死亡、6人が行方不明となる被害が発生し、気象庁が初めて大雨特別警報を発表。

能登地方では珠洲市、輪島市、能登町で最大となる雨量が記録され、住宅の倒壊や行方不明者が相次いでいる。

捜索が続く中、復旧工事の作業員も行方不明となり、十分な警戒が必要な状況が続いている。

石川県に大雨特別警報 珠洲市で住宅倒壊し1人死亡 少なくとも6人が行方不明

石川県能登地方に9月21日朝、線状降水帯が発生し、1人が死亡、少なくとも6人が行方不明となっています。気象庁は、石川県に初めて大雨特別警報を発表しました。

元日の能登半島地震で大きな被害が出た能登地方では、21日から線状降水帯により猛烈な雨が降り続きました。

輪島市では、1時間に観測史上最大となる121mmの雨が降り、気象庁は珠洲市、輪島市、能登町に石川県で初めてとなる大雨特別警報を発表しました。

この影響で、珠洲市若山町では裏山が崩れて住宅が倒壊し、下敷きとなった1人が死亡、珠洲市と輪島市、能登町であわせて3人が行方不明となっています。

また、輪島市中心部につながる中屋トンネル付近では、復旧工事の作業員3人の行方が分からなくなっていて、22日朝から捜索が再開されています。

輪島市の坂口市長は、市内では約10人の安否不明者がいることを明らかにしています。

雨のピークは昼ごろまでと予想されていて、引き続き最大級の警戒が必要です。