動き出す「ポスト斎藤」水面下で各党の動き活発に 議員・首長経験者への声掛けなど必死の候補者探しか

AI要約

兵庫県・斎藤元彦知事が不信任決議案可決を受けて取材に応じ、申し訳ないとの思いを述べた。

前明石市長の泉房穂氏は斎藤知事の発言にショックを受け、自己中心的な姿勢を指摘した。

弁護士や報道デスクは斎藤知事の責任の取り方に疑問を呈し、今後の動向に注目している。

動き出す「ポスト斎藤」水面下で各党の動き活発に 議員・首長経験者への声掛けなど必死の候補者探しか

兵庫県・斎藤元彦知事は、不信任決議案可決を受けて取材に応じた。

斎藤知事の主な発言をまとめると、次のようなものがあった。

・県民、全ての皆さまに心から申し訳ないと思っている

・県政を前に進める気持ちに変わりはない

・自分自身の思い、県民にとって何が大事か問いながら考える

・まだ可決したばかり。しっかり考えて決断しお伝えする

斎藤知事の発言について、前明石市長の泉房穂氏は「ショックです」と受け止めを話した。

前明石市長 泉房穂氏:ショックですね。全会一致で、これほど重たい決議の後の囲み取材で、言葉では『心から』と言っているけど、心からだと受け止める人は少ないんじゃないかと私は思いました。これまでの経過の中で、これから考えるテーマでもなく、やっぱり自分は全く悪くないという、一種自分が被害者であるかのような受け止めの方かなという印象です。残念です。

前明石市長 泉房穂氏:あとやはり『自分、自分』ですよね。自分自身ばっかり。政治家ですから、この状況に至った以上、県民にこれ以上迷惑をかけない、県民にこれ以上の税金の負担をかけない。やっぱり県民のことを考えてやっていただきたいと私は切に願います。

菊地幸夫弁護士:コメントの中に出ていましたけれど、『法律的にも内容的にもきちっとやってきたと思っている』と。ただ『結果責任は負う』と。じゃあ結果責任って、何をやるんだと。これだけ事態が進んできても、やはりご自身の物の見方、やってきたことに対する評価は変わっていないんだなというふうに思いました。

どういう形で責任を取ろうとしているのだろうか?

関西テレビ 神崎博報道デスク:実際には不信任が決まることは、だいぶ前から分かっていたにもかかわらず、『今決まったばっかりなのでしっかり考えて決断する』ということを繰り返していた。恐らくですけれども、10日間猶予があるので、解散するのか解散せずに失職するのか、時間をかけて判断されるんじゃないかと思います。