中国の軍事動向「毅然と対応」 小林氏インタビュー 自民総裁選

AI要約

自民党総裁選に立候補した小林鷹之前経済安全保障担当相は中国海軍の空母に対し毅然とした対応を取る必要があると訴え、米国との連携強化を目指す方針を示した。

また、福島第1原発処理水放出に関して中国との首脳外交で安全性を説明する考えを述べ、日中間の対話継続の重要性を指摘した。

解雇規制緩和については慎重であるべきだとし、格差固定の恐れを指摘した。

 自民党総裁選に立候補した小林鷹之前経済安全保障担当相は19日、時事通信などのインタビューに応じ、中国海軍の空母が日本の接続水域を初航行したことに触れ、「力による一方的な現状変更を試みる動きに毅然(きぜん)とした対応を取っていく必要がある」と訴えた。

 その上で、米国などと連携して対処力・抑止力の向上を目指す方針を示した。

 中国が東京電力福島第1原発の処理水放出に反発していることについて、小林氏は「首脳外交という形で強く申し入れたい」と述べ、自ら科学的データに基づく安全性の説明に努める考えを強調。併せて、日中間で対話を継続する重要性も指摘した。

 総裁選の争点となっている解雇規制の緩和に関しては「働く方の不安をあおり、格差を固定、拡大しかねない。慎重であるべきだ」と述べた。